見出し画像

催眠お茶会(実演あり)23年9月レポート

2023年9月23日、催眠について語らって、なんならその場で実演もしようというお茶会を、新宿で開催してきました。
掛かり手女性さんの他に参加者男性がお一人だったのですが、なかなか含蓄の深いイベントになりました。

参加してくださったGさんは、掛け手ではなく掛かり手希望。これまで催眠音声を聴いてきたもののいまひとつピンと来なかったということで、今回のご参加となりました。

催眠に掛かるためにはラポールの形成やリラックスが大事、そのためには深呼吸を……とよくご存知だったので、まずは僕がそれを掛かり手さんで実演。
「こんなふうにトランス状態に入ってから暗示を入れると、掛け手の言葉に従って掛かり手さんが反応するんですよ」と、筋肉支配系や健忘で実践。
ですが本当に知りたかったのは、掛けられているときの心構えのようなものだったそうで、掛かり手さんにいろいろと質問をなさっていました。
その後ご本人にも掛けたのですが、暗示に従う体と一部醒めている頭で考えていることが少し乖離してしまうようで、「催眠には掛かるけど疑問符が残る」という状態だったようです。

終盤は、そもそも催眠の際に掛かり手は何を考えているのか? といった根本的なところを皆で話し合う会となりました。
掛かり手女性さんが自分の感覚を丁寧に説明してくれたので、たいへん勉強になったそうです。僕も同じですが。
「頭で考えないほうがいいんですよね」とおっしゃっていましたが、完全に空っぽな状態で術師に身も心も委ねるのは、実は難しいことなのかもしれませんね。
完全に身を任せる例として、掛かり手さんに脳内で猫ちゃんをモフモフをしてもらったんですが、Gさんは興味深そうに観てらっしゃいました。

単に催眠体験を解説するのではなく、こうした哲学的な話までできたのが、今回とても良かったと思います。
(2023.9.23)

関連投稿
https://fantia.jp/posts/2220869

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?