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Seiren Musical Project 第58弾公演「In the Heights」【企画】インタビュー


「In The View」第2弾

 「In The Heights」公演に際して、公演関係者へのインタビュー、その名も「In The View」を行っている。第2弾となる今回は、企画を担当する竹宮陽哉さん、花畑桜子さん、藤原羽菜さんの3名にお話を伺った。

企画メンバー

竹宮陽哉さん

竹宮陽哉

花畑桜子さん

花畑桜子

藤原羽菜さん

藤原羽菜


なぜ企画を立てたのか。

ミュージカル公演を打つ。その企画を立てることは長期間に渡るチャレンジである。なぜこの3人は企画を立てたのか、それまでの想いや経緯を伺った。

竹宮「僕は昨年の(Seiren17期)卒業公演を見たときに企画を立てたいと思いました。この公演は卒業年度団員が4年間の集大成として、自分たちが作ってきた公演の楽曲をふんだんに使うことのできる、魅力的な公演で毎年、団内で最も盛り上がりを見せる公演です。その中で「春のめざめ」という演目の楽曲が使われていたんですね。この演目はSeirenでは2回挑戦しようとしたけど、新型コロナの影響で中止になってしまった公演なんです。僕が考えるに、17期さんにとってあまり良い思い出じゃないはずなのに、それでも卒業公演で歌って演じる姿を目にして、その想いを僕たちが、今17期を知ってる世代がこの演目を打ってお世話になったSeirenの方々に恩返しをしよう、というのが企画をやろうと思ったきっかけです。でも今Seirenで「春のめざめ」をやっても現実的な問題で見通しが立たないことがわかり、それだったら別の演目でも今の団員でできる演目を探しながら、Seirenに関わっている皆さんに恩返しを見つけるという形で企画やるのも良いんじゃないかなと思って、企画をやることになりました。」

藤原「私は、まずSeirenに入ろうと思ったのは舞台の裏側を知りたいなと思ったのがきっかけで、ほとんどスタッフしかやらないつもりで入ったんですけど、一年生の時に小道具や演出助手、制作など色々やってきて、その集大成としてやっぱりやりたいのは企画かな、と思い、3年生の就活前に最後にできる時期っていうことで企画をやりたいなって思いました。」

花畑「私も藤原と結構似てる部分が多いんですけど、ミュージカルが好きっていうその好きの気持ちだけでSeirenに入って、スタッフの仕事にやっぱり興味があるなっていうのがあって。昨年の夏公演に初めて制作サブチーフっていうお仕事をした際に、企画さんにお話を聞ける時間がいっぱいあり、その中でやっぱり企画を絶対立てたいなっていうふうに思っていて。とにかく企画立てたいっていう強い思いが一番先頭にあったっていうのと、やっぱり同期って先輩後輩とかと違って、繋がりが深いなって思っていて、同期で企画をするのが、個人的になんか第二目標じゃないんですけど、ちょっと密かに同期だけで企画立てたいなっていうのがあったので…。」

竹宮「この3人が合流した経緯としては、元々藤原と花畑は、昨年の冬公演の「Urine Town」で袖入りのスタッフさんとして関わっていて、その中で話す中で一緒に企画やらない?っていうことになったそうなんですね。僕は別ルートで企画やりたいなって考えたから「これは競争になるかも(笑)」と思っていたちょうど一年前の春公演の『Little shop of horrors』の大入りの時にですね、藤原から「企画やるつもりなの?」って聞かれて、「お、マジでやるんか?」って喧嘩腰になってたら「一緒にやろうよ」と。そこでこの3人だったらできるだろうっていうことで、形になっちゃいましたね。今では3人での会議では時間の7割くらい推しについて語るようなオタ友です。僕は会議を推し活と認識しています(笑)。」

それぞれの印象・どんなチーム?

花畑「はい!私たち3人のいいところは、ちゃんと仲良くやっている、というのは…本当に思ったことを気兼ねなく、考えていることを気兼ねなく伝えられるし、それをちゃんとお互いに受け止めるところです。コミュニケーション取る上で円滑に行きやすいと思っていて、それが私達のよいところなのではないかっていう。あと個人で言っていくと、藤原さんは私が初めて会った時に、本当にめっちゃおもろいな〜くらいの印象でいたんですけど、そのあと話してく中で自分の意見を一貫して持ってるなっていうのがありがたいっていうのと、竹宮さんは…なんだかんだ一応年上なので(笑)、その2年分しっかりは、たまにおかしいけど、一応まとめてくれるし、しっかりしてらっしゃるので、ありがたいなっていう感じです!」

藤原:「私も、花畑は似たような感じになっちゃうんですけど、3人の共通してるところは多分人とは挙動がちょっと違うところは3人みんなそうで(笑)」
竹宮:「ドンゲバビー!」
花畑:「私は2人よりギャグセンス良いから…!」
藤原:「ふふ。でも本当に、みんな自分の芯をそれぞれ持っていて、でも相手の意見とかも受け入れたりとかできる、そういう優しさと芯を持っているところが、私はすごいラブだな〜好きだな〜って思っていて…。竹宮さんは、すごいなんだろう…中身めちゃくちゃ自分があって、しっかりしてるのに、話してる時すぐに人を笑顔にできたりとか、あとすごい楽しそうに毎日を生きてるから、私もハッピーにしてもらったりとか、そういうところが素敵なところだなって思ってて。で、花畑は、なんかすごい毎日思い悩んでて(笑)(花畑「チョンゲバビー!」)大変そうにしてるけども、でも絶対に折れない。私は結構人にスパッと「こうじゃない?」って言ったりするのが苦手なのですが、それを背負って、先陣切ってやってくれる男らしさ、愛、みたいな。(笑)みんなそれぞれ優しくて芯があって、そういうところが好きだなと思っております!」

竹宮「2人とも人柄について話してくれたので、企画側の目線というかで話そうと思うんですけど。僕たち3人、三人寄れば文殊の知恵的な感じで、補って三角形ができてるんじゃないかなって思っています。藤原に関して言えば、僕と思考回路、行き着く先が全く逆な場合が多いですね。僕がこう考えていても、藤原は反対のことを考えてる、でもそれは僕としては反対の目線から伝えてもらっているということで、本当に頼りにしてます。そうすることで、色んな人をフォローできるような企画になっていくんじゃないかなって。花畑さんに関しては、僕は切込隊長って認識してるんですけど、色んなことに突っ込んでこいってことで、あのとりあえず…行かせる(笑)。僕としては、そういう役回りも大事だよなと思いつつ…切込隊長だからこそ、本当に誰とでも平等にフラットに接することができる人だと思うので、そういう面で、大切だなと。僕自身は色んなことをポンポン投げるタイプで発案者かな。あとは裏側の人と関わることが多いので、みんなで補って、企画できているんじゃないかなって思っております!」

まっすぐ、同じ方向を向いて。(気分はアイドル)

「In The Heights」を選んだ理由

 今回の演目は「In The Heights」という有名ミュージカルである。数ある演目の中、なぜ「In The Heights」を選択したのか、その理由に迫った。

藤原「インザハイツは自分のホームとかルーツに関わる話で、Seirenの中では3月公演というのは四年生の代の最後の本公演、一年の締めくくりの公演。卒業される先輩達が、企画の「Seirenは自分のルーツだな」って思える場所を最後に作りたいなっていう思いとインザハイツの「自分のホームに立ち返る」っていうものにかけて、今春公演でインザハイツをやることに意味があるんじゃないのかなって思ったのが一つです。また4年生だけじゃなくて、一年の締めくくりの公演なので、1年間Seirenに関わってきて、来年こうしていこうとか、Seirenのこの1年間楽しかったなって思える、全てのキャストさんスタッフさんのホームになる公演にできたらなと思って、インザハイツにしました。」

竹宮「内容を除いて、なんで選んだかっていうのをふまえると、インザハイツっていうのは、演出家さんもおっしゃっているんですけど、登場人物みんなが夢を追いかけている作品です。Seirenの団員もみんな何かしら目標に向かって動いてるのは同じだなって感じていて。作品っていうものを取り除いたら、自分たちと同じなんじゃないかっていうことも、考えられたりして。春公演っていうこともあるし、この時期っていうのもあるし。色んな事を考え、改めて自分たちを作品を通して見つめる公演にもなるんじゃないかなっていうのも、インザハイツを選んだ理由の一つにですね。」

私のルーツ⇒「この公演をホームにしたい。」

「In the Heights」はルーツという言葉が鍵を握るが、企画3人にとってのルーツは何かあるのだろうか。

藤原私のルーツは「エンタメ」だなあって思っていて。私は薙刀(なぎなた)をずっとやっててまして。インターハイ出るくらいまで本気でやってたんですけど、その薙刀を始めたきっかけも、大河ドラマの『八重の桜』を見て影響されたことがきっかけであったりとか。ほかにも、ミュージカル好きになったのはテレビのミュージカルショーからで、大学からはミュージカルの裏方やりたいなと思って、Seiren入って、Seiren一筋でやっていたり、自分の人生は本当にに全てのエンタメが好きで、影響されて生きてきたなあと思っています。そのエンタメって「自分の中の第二の世界」だと思っていて、この世界を生きていると頭の中に違う世界が広がってて、その世界で生きることが私はすごく好きで、自分の中の第二の世界に影響されて生きてきたから今の私がいるなと思っています。なので私のルーツは「エンタメ」だなと思っています。」

花畑「私のルーツとはなんだかんだ「中高時代」かなと思っています。私は中高一貫校だったんですけど、正直学校自体は好きじゃなくて。中高時代に実行委員とかをいっぱいやってたし、らミュージカルが好きになったのも見る時間がやっぱりあったったていうのもあって中高時代に好きになったし。今大学で美術史を学んでるんですけど、そのきっかけも中高の授業の先生の話とかだったりして、自分の中で企画とかをやりたいっていうのがすごい常にあったというのは、何かそういう事を思ったのが中高時代だったので、私のホームは中高かなって思ってます。」

竹宮「あなたのホームはどこだって聞かれたときに、僕なりに色々考えて、いい言葉を探そうと思ったんですけど、なぜか思い当たる場所が出てこないですね…。もしかしたら僕は「まだない」が答えなのかもしれないですね。今まで生きてきた中で、どの環境にいてもある程度は僕は順応できて。でも今すぐにその場所に戻れるかって聞かれたら、ちょっと気負いしちゃうというか。その時お世話になった人に会えば楽しいとは思うんですけど、「ふと帰れるか」と聞かれたら帰れるような気もしないし、ちょっと精神的な負担がかかる気がするんですね。僕のホームの基準っていうのは「ふと帰れる場所」だと思うので、そう考えると今はないのかなという風に思います。今回、企画のキャッチコピーを「私のルーツ、この場所から」にしたんですけど、このキャッチフレーズが僕の中でスッと腑に落ちたのは、もしかしたら自分自身に対しての言葉でもあったからかもしれないです。ただ、僕は今Seirenという場所が凄く好きで、今後の人生で自分のホームになる場所かもしれない、同期のみんなもいついても楽しいし、先輩後輩も凄い優しい方々です。自分の中ではこの団体、この場所にいつでも戻ってきてもいいよと言われているような気がしているので、「ここがホームになるかもしれないな」「ホームにできたら嬉しいな」と思いをこの企画を通して、自分としても、カンパニーに関わってくれた皆さんも感じられたらなと考えています。要するにこの公演を誰かのホームにしたいと思っています。」
花畑「なんかまとまってる…すごーい。」
竹宮「いやぁ我ながら(笑)これ見出しでお願いします!「ここをホームにしたい」で(笑)」

幽霊も笑っとるよ。

企画として力を入れたい部分

竹宮「僕が今回の企画で頑張りたいことは、今まさしくやっているこの広報活動です。今までは公演を打っても、その公演そのものだけがお客さんに届く、ということがSNSでも他の媒体でも多かったなと考えていて、団員にフォーカスが当たることが少なかった。でもSeiren団員を見たときに、みんなほんと面白い人やばっかりじゃないか!と思って。そういう人たちや指導陣さんをもっとお客さんの目に見える形で登場させて、Seiren自体のことを知ってもらい、その上で公演を観てもらうことをお客様に体験していただきたいなという思いで広報活動をやりたいです。この「In the View」もインタビューも行い、この公演に関わる人の中身を覗いてもらって、Seirenそのものを知っていただけるような公演、広報ができたらいいなって。それが僕の頑張りたいことですかね。」

花畑「私は今までSeirenに関わってきて、今回自分がカンパニーの一番上に立つうえで大事にしていきたいのが、「思いやりとリスペクトを全ての人がお互いに持つ」ということです。Seirenはキャストもスタッフもみんな学生がやるので、線引きをするわけではないですけどやっぱり、お互いがお互いをリスペクトしあっていけたら。カンパニーの雰囲気っていうのは、見てくださるお客様にも伝わるものだと思うので、そういう部分から、作っていきたいなと。別に今までのカンパニーで思いやりがなかったとかじゃないんですけど。(藤原「あの厳しい桜子さんが、ほんと〜?(笑)」)決して!(笑)ちょっと語弊が出てしまう発言が飛び出したんですけど。まあそういう部分も含めて『インザハイツ』の、ワシントンハイツも、みんながみんなあったかい人たち、あったかい心を持った住人がいる作品だと思うので、普段からそういうのを作り上げていって、内から出る温かさみたいなのを、届けられたらいいなという風に思ってます。」

藤原「私がやりたいなって思っていることは、はーくん(竹宮)がやりたいことに付随する形になるんですけど。まずSeirenの最大の魅力って、学生が多くの役割を担っていることだなと思っていて、キャスト、スタッフが一つのカンパニーになり、公演を作り上げています。これは本当に全員の凄い愛がなきゃできないことだなって思っていて。ただ現状、Seirenの顧客の実体としては、キャストの知り合いって感じが強くて。そうではなくて、この学生にしか出せない、Seirenにしか出せない熱量で唯一無二の公演を、その公演が立つ経緯みたいなものから他のお客さんにも知ってもらいたいなと思っています。それに一番向いているなと思ったのがクラウドファンディングです。クラウドファンディングって頑張っている人を応援するっていう取り組みで、それを利用して、公演ができていく過程をクラファンを使って見せていけたらよりSeirenの凄さとか魅力が伝わるんじゃないのかなって思って、私はそれをやりたいなって思ってます。」

今回の企画では、このようなインタビュー記事やクラウドファンディングなど、新しいことにもいろいろ挑戦しようとする姿勢が見られる。そのことについて竹宮さんはこう語る。

竹宮「これらの取り組みは外に向けてだけじゃなくて、団体としても新しい取り組みをしたほうが団員のモチベーションにもつながるのかなって、考えています。そういった意味では「あ、このカンパニーこんなことを頑張っているんだ。ちょっと応援しようかな」って団員にも団員外のお客様にも思っていただけるようにできたらなと思います!」

ズバリ「In The Heights」の魅力とは!

花畑「「インザハイツ」って一概にハッピーエンドではなくて、夢が叶わないことを表現している側面もあります。ただそういうことってこの社会に暮らしているほとんどの人は経験をしてると思ってて、でもそれは必ずしも不幸だとみんなが感じているわけでない、むしろ今の生活って楽しいみたいな、そういう部分があると思っています。そういう辛いけど人生を決して悲観しない部分を綺麗に表しているなっていうのが、私は好きだなって思います。」

藤原「私も「インザハイツ」は、ほんと様々な登場人物がいて、絶対に今の私が見て思うことと、10年後の私が見て思うこととか絶対違うと思うし、感情移入するキャラも違うだろうなって思うから、今の私が凄く好きなキャラクターで話しますね!これほんと自分の話になってしまうんですけど、高校で薙刀いったん終わらせてSeirenに入った時に、それまでは薙刀で勝つことが自分のアイデンティティ、存在意義だったのに、Seirenに入った途端に、歌もダンスもわからない、舞台製作の裏方もわかんないみたいな(笑)もう全部わかんないので、自分って何なんだろうって見失った状況が私は凄い「ニーナ」と似てるなと感じることがありました。でも、舞台の裏方に関わりたいっていう強い夢、思いは凄い「ヴァネッサ」の気持ちもわかって、凄い励まされたり共感できたりする、そういうキャラクターが、お客様にも感じて頂けるのではないでしょうか。もしかしたら、お父さんお母さんが見たらその他のいろんな年代、性別、背景に共感できるキャラクターが多いこととか、誰が見ても自分の昔とか今の悩みとかを振り返ることができる場所になれるミュージカルなのが「インザハイツ」の素敵な所なんじゃないかなって思ってます。」

竹宮「僕が『インザハイツ』を何度も見たくなるなっていうのは、やっぱり音楽の、M1からM20超えのほんとにバリエーション豊かな楽曲たちが『インザハイツ』の魅力かなと思っていて。初めて『インザハイツ』のM1、幕開けナンバーを見たときに、物凄いパワーがあるなって感じまして。M1がパワーがあるっていうのはこの作品の象徴だと思うんですね。主人公の「ウスナビ」が思っていること、「ヴァネッサ」が思っていること、「ベニー」が、「ニーナ」が思っていること…主人公の思いが1番強いとかそういうことではなくて、全ての登場人物が各々の思いを抱えてる、そのパワーが楽曲たちに現れているんじゃないかなと思っています。楽曲も凄い豊かなんですよね、ラップがあったり、曲調が違うナンバーが凄く多くて、それも登場人物のカラーが多様であることの象徴だと思いますが。それが見ている人に、「この人に共感できるな」って、さっき藤原も言ってたけど、この人に共感できるとか、さらにはこの人とは全く違う境遇だけどこういうこともあるんだ、って色々な理解にもつながるのかなって考えていたり。この作品はナンバー全てがパワーがあったり、バリエーションが豊かだったりするところが『インザハイツ』の魅力的な所なのかなって感じております。」

どんな人に届けたいか

竹宮「僕はSeirenっていう団体を知っている人には、全員に届いてほしいと思っております。僕はこの企画が終わる時に、「スタッフもキャストも、企画内容も公演内容も全て、僕たちがナンバーワンだと思った選りすぐりをお届けできたと思います」と胸を張って言いたいと思っています。だからSeirenという団体を知っている人なら誰にでも来てもらって、今のSeirenができる「ナンバーワン」を見てもらいたいと思っております。必ずナンバーワンな作品にできると確信しております。」

花畑「似ちゃうんですけど、Seirenを知ってくれてたらもちろん見ていただきたいし、「インザハイツ」っていう演目が好きな人にも、Seirenという団体がやる「インザハイツ」っていうものを観ていただいて。さっき私が言ったことと関連するんですけど、Seirenらしさ、Seirenという団体を「インザハイツ」っていう演目、舞台から知っていただきたいっていうのもあって、その「インザハイツ」っていう演目を知っている人にも見ていただきたいし、「インザハイツ」に登場する登場人物たちは…誰かしら誰かのどこかに共感できる部分があると思うので、少しでもなんか私たちがやっていく広報を進めていく中で、少しでも目に留まった人がいれば、そういう人に届くといいなと思ってます。」

藤原「ワ、ワ、全部言われちゃったナ…。すごくアホな回答になりそうだナ…。2人ともすごいナ…。言われ尽くしちゃったナ…。いや…、しっかりしようワタシ!最後は大きく言っちゃうヨ(気合い入れ顔パンパン)!(竹宮「F.U.J.I.W.A.R.A!」花畑「はなを咲かせよう藤原羽菜!チョンゲバビッ」)結構知られてる演目!大きい劇場!もう舞台好きなら見に来よう!イエイ!

竹宮「ほんとそうだよ、だってビッグツリー(※)っていうでっかい劇場で、「インザハイツ」っていうビッグタイトルなので、どこか惹かれるものがあったら誰でも来ていただきたい、クオリティーは必ず保証します。お誓いいたしますので、その点はどうかご安心して劇場に来ていただければと思っております!」
※シアターグリーン BIG TREE THEATER

企画からひと言

竹宮「自分たちのやっているものに対して、こうやってしっかりと説明する機会っていうのがあまりなかったので、改めてこういう機会を作ることができて、現時点までにやってきたことの振り返りとか、これからこうしていきたいなとか考え、というか口に出して改めてこう…企画を最後までやり遂げようという強い確信になったのかなあなんて感じているので、貴重な機会をいただきありがとうございました!」

藤原「えーもう凄いアホな言葉になっちゃうんですけど、なんていうんだろうな…Seirenも大好きだし、キャストでエントリーしてきてくれた人たちも大好きだし、スタッフで応募してきてくれた人たちも大好きだし、何よりこの3人が大好きだし、だから私の大好きなもので…あ、もちろん演目もね大好きだし、演出さんも大好きだし、指導陣さんも大好きだし、全ての人が大好きなので、「私の大好きなものが完成される場所」、見に来てくれると嬉しいなと思っております。」

花畑「私もさっきのホーム(の質問)でSeirenっていうか迷ったんですけど、っていうくらいSeirenが好きなんですけど、そのセイレンの好きな部分が、ちょっとずつテイストは違いつつも、みんな団員がまっすぐな人だなっていうのが思っているので、素直な人たちがまっすぐな気持ちでいろんなものを、公演を作り上げようとしている私たちの、このSeiren Musical Project第58弾公演「インザハイツ」をぜひ沢山の人に届けばって思っているので、本当にたくさんの方に見ていただきたいなという所存でございます。ありがとうございました!」

文責:岡田実思

あらすじ

 ニューヨーク“ワシントン・ハイツ”はいつも音楽が流れる、実在する移民の街。その街で育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーはつまずきながらも自分の夢に踏み出そうとしていた。
 ある時、街の住人たちに住む場所を追われる危機が訪れる。これまでも様々な困難に見舞われてきた彼らは今回も立ち上がるがーー。突如起こった大停電の夜、街の住人達そしてウスナビたちの運命が大きく動き出す。

公演情報

<スケジュール>
2024年3月13日(水)〜18日(月)
<会場>
池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER
<演出>
隈元梨乃
<企画>
竹宮陽哉・藤原羽菜・花畑桜子
<製作>
Seiren Musical Project


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