お金を投げること自体が目的!?手段と目的が逆転した『なめらかに小銭を投げるバー』を主催するという話。
こんにちは。
polca、してますか?知らない人にお金を雑にあげたりもらったり。流行りましたよね。そんなpolcaに新サービスができたことを勝手に記念して、イベントを企画しました。
企画の内容はふざけてますが最後までお読みいただければ幸いです。(狂った人間に金を投げたいだけなのにマジな文になってしまいました)
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『なめらかに小銭を投げるバー』
[日時]
5.23木 18-24時 エデン梅田
チャージ¥500 ドリンク¥5~700
[概要]
なんでもない一般人がクレイジーな企画や単なるオネダリをプレゼンし、大したことない額をpolcaで投げ銭したり、されたりするイベント。
[特徴]
・来場者は誰でもプレゼン可能
・希望金額に制限があり(3000円とか)、立派な人であってもしょっぱい企画しかプレゼンできない
・支援できる額にも上限があり、おひねり程度しか投げられず 「もっと金出したいのに!」という珍妙なお気持ちを味わえる
・立派な企画や追加で出資を得たい人はバーテンの目を盗んでやる。(当日は密談用のテーブルを用意しています)
・家入一真が来ない
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[なぜやるのか]
立派な人や素晴らしい企画が集まって出資を募るイベントは、それはそれで大きなお金の動くエキサイティングな催しかもしれません。
しかしながら、ここでやりたいことはビジネコンペではありません。「やさしいかくめい」が起こる瞬間を自分の目で見てみたいと思ったからです。
日本のクラウドファンディングの父、家入一真氏はこう言いました。
『「行きすぎた資本主義」に、精神的にも金銭的にもフィットしない人も幸せを追求できる社会が「いい社会」だとするならば、個人と個人がつながった、企業や国などの社会構造に依存しない「小さな経済圏」が充実していく必要がある。』
polcaができる前、クラウドファンディングは「立派な人がすごい事をやるために使う物」というイメージがありました。
それを覆したのがpolca。
「ダイエット成功したのでご褒美がほしい!」
とか、
「38歳だけどお年玉を貰いたい!」
といった個人的で小さな企画がたくさん立てられ、ネットを介した個人間のお金のやり取りが当たり前になりました。5~6年前でしょうか、人気ブロガーが出産費用をクラウドファンディングして炎上した事が嘘のようです。
学校や、生まれ育った地域に居場所を見つけられなかった私にとって、インターネット、特にSNSは世界そのものでした。その景色を変えたpolcaはまさに家入氏の言う「やさしいかくめい」そのもので、世間のどんな事件よりも衝撃的でした。そして、大変お世話にもなりました。
そんなpolcaが新しくはじめたpolcalifeのリリースを機に、誰でもどんな企画でもプレゼンできるイベントを開いてみようと思いました。
[ ちいさな「かくめい」を起こすために ]
希望金額を低く制限することで、小さく個人的な企画だけが出揃うようになり、誰でもしり込みせずにプレゼンに挑戦できます。
出資額にも制限をかける事で、1人の支援で目標が達成できないようになっています。応援する気持ちの強い人は、投げ銭だけでなくプレゼンターと一緒に、もしかしたら本人以上に熱く出資を募るような事があるかもしれません。
お金を投げ合うことを楽しむこと自体が目的なので、失敗の挫折や金銭トラブルが起こりにくく、参入障壁の低いイベントにしていきます。
そうして、クラウドファンディングをもっと身近なものにしてゆきたい。ビジコンより革命の方が楽しいに決まってる。
革命とは、何かが根底的かつ急激に変革することです。
「今日会った知らない人」が、「今日から応援してる人」に。
「立派なこと」だったクラウドファンディングが、「普通のこと」に。
「お金は交換の道具」から、「お金はコミュニケーションの道具」に…
なりかわっていく事は、それぞれが価値観の革命と言えると思います。
ここで動くお金じたいは少額ですが、自分事として革命を体験する人が1人でも増えることが、繋がることが、その分だけ社会を変える力の源流になると信じています。
立派でなくても、今はしょっぱいアイデアでも、「助けてくれ」を言っていい場所、応援ができる場所を作ったpolcaに感謝と尊敬をしています。
恩返しとしてと言えば僭越ですが、私は私で、実社会にそうした場所をできる範囲で作りたい。
『なめらかに小銭を投げるバー』、そういう気持ちで企画しました。誰でもプレゼンできます。誰でも投資家になれます。
皆様のご来店、こころよりお待ちしております。
[追記]
当日行けないよ、という人もこちらから当企画を支援できます。頂いたお金でよすだも来場者に投げ銭します。拡散してくれるだけでも励みになります。
応援よろしくお願いします
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