レントゲンから確認できる脱臼のリスク
前回の記事で脱臼に関して説明しました。
今回はTHAにおいて脱臼しやすい人としにくい人について説明します。
脱臼のし易さは様々な事象が影響しているため、なかなか確実な指標はありません。ただし、脱臼しやすい状態か否かは判断が可能です。
その判断基準がレントゲン画像のみで判断できればリハビリ業務や臨床診断に役に立つと思いませんか?
今回はレントゲン情報のみで読み取れるTHA術後の脱臼のリスクについて紹介していきます。
脱臼の危険性がレントゲンで分かる?
まずは以下にレントゲン画像のみで分かる脱臼に影響する主な因子を3つあげました。
・カップの設置位置から読み取る
・インナーヘッドの大きさから読み取る
・2つのOffsetから(関節包のテンションを)読み取る
術後脱臼は様々な因子で発生するため、脱臼のしやすさは複合的に考えなければなりません。しかしそれは手術中(麻酔下)の関節の動きや硬さで執刀医が感覚的に把握している部分も多くあります。
しかし上に書いた3つはレントゲン画像情報のみで脱臼のし易さが予測できるのです。
しかも非常に簡単に確認することができます。関節包のテンションもレントゲンから予想できるんですよ。
レントゲン画像であればPTの方やOTの方も見る機会が多いと思います。THAにおけるレントゲン画像の確認は、脱臼のリスクを把握する上で非常に大切な概念になっています。
これから先に書いてある内容を把握しておけば、受け持ちのTHA患者さんのレントゲンを見るだけで、脱臼のリスクが視覚的に把握できます。
興味がある方は続きを御覧ください。
(返金申請も受けつけておりますので、読み終えてから支払った額に見合わない情報だったと感じた方は返金申請をしてください。対応致します。)
また、この続きを読まれる方は「脱臼の原因」の記事(無料)を事前に読んでおくことをお勧めします。ぜひ脱臼とインピンジの関係を知った上で読み進めてください。
また、この記事の続きをご覧にならない方は「THA-LINERの技術進化」に進んで頂ければと思います
それではいきます。
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