私の半生⑧


なんでしてきたの?

母は聞く。

ごめんなさい。

その言葉と同時に

「私は私の顔をもう愛せない」


もう無理なのだとすると母は

「お母さんは昔の整形ちゃんの顔が好きだからもう見れないと思うと悲しいけどあなたがそれで前向きになれるようにそうしたなら母さんは怒らない」

そういってくれた。

これが初めての整形。

父は気付いているのだろう。

でも私のためを思い気付かないふりをして笑って話してくれているのだろう。


元の優しい父に戻った父は

私をよく遊びにさそう。

父なりのコミュニケーション。

2人でおかしな話をして笑う。

楽しい楽しい。   


お父さんをもう許してあげてほしい。


母の声が聞こえる。


うん。父を恨むことも憎むこともできず


娘は今日も優しいお父さんの代わりに自分を恨んで憎んで呪っているよ。

 

自分を愛してくれるたった1人を探しているよ。


だから一生私は内面も外見も幸せになるために愛され続けるために変えていく。


そうだ。言葉は呪いなのだ。

終わり

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