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月の立つ林で

一章から五章まである物語。
でも、それぞれの章に登場する人物たちは、実は互いにつながりあっていて、重要なタイミングでその関係性が浮き彫りになる。そして最終章に向かって「苦悩や弱さ」と「こうありたいという願い」が交錯し、最後は人物たちの心が満たされるお話。

また、物語の中に何度も登場する『ツキない話』というポッドキャストが人物たちを運命的につなげていて、それを中心に物語が構成されている点も必見(必読)です。

読み終わったあとに外を散歩したら、ちょうど夕方の白い月を見かけました。これから先、月を見るたびに、このお話を思い出しそうな気がします。

                           書いた人:H.K

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