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無常と永遠

京都から横浜へ飛んで戻り、杉野宣雄先生のオフィスで2時間の打ち合わせをさせていただきました。

つくづく、押し花の素晴らしさ、杉野先生の凄さを痛感します。正直に言って、子どもの頃、押し花を気持ち悪いとさえ思っていました。なんというか、枯れているというか、色褪せていて、カサカサで、気持ち悪いというか。

そして、杉野先生が押し花に革命を起こしました。いくつもの特許を持っておられますが、草花の色を全く損なうことなく押し花にすることを可能にしたのです。

夏の本山大法要の記念品も90%は完成してくださいました。秋の準備も大変です。本山境内の花木の状況、開花の時期、納品のタイミング。でも、世界で一つだけの参詣記念品は参詣者の一生の思い出になることはもちろん、だからこそ他宗からも羨望の目を浴びています。なんとか最後までご協力いただきたいです。

秋には「押し花と杉野宣雄展(仮)」を京都佛立ミュージアムで開催する予定です。こちらの打ち合わせもさせていただきました。どうぞお楽しみに。

打ち合わせ終了後は先生にお食事までご案内いただきました。私は6時半から本山奉仕会のご奉公で車からオンライン参加させていただいていましたが、お野菜の焼き物、本当に美味しかったです。ありがとうございます。

妙深寺でも押し花を制作いただくことになりました。創立80周年の記念品です。また、カフェスペースなどを利用して押し花教室や押し花体験会を開催してゆきたいと思っています。

本当に、無常の象徴である草花に、永遠の命が与えられるようで、とてもありがたい。「咲く咲く常住、散る散る常住」の気持ちです。押し花、みんなで楽しみましょう。

先住の祥月ご命日である6月14日は何故か音楽とご縁が深まりました。

東京ではウクライナのアレクセイ・グリニューク氏のコンサートがありましたし、京都では長松寺を会場に日本を代表するクラシックギタリストのお一人、村治奏一さまにコンサートを開催してくださいました。同じくギタリストの村治佳織様は実姉。

たくさんのお客さまが素晴らしい演奏を聴きにお越しくださいました。私も横浜へ飛んで戻る前にお会いすることが出来ました。

本当に、ありがたいです。ありがとうございます。

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