クライマックスの高祖会から
午前3時過ぎ、重ねて重ねて、私の人生の大きな転換点で大変お世話になった方が亡くなられたことを知りました。昭和6年生まれ、満92才。
先ほど枕経から戻って参りました。本当に、どう表現していいか分からないくらい、大きな大きな節目、転換点を迎えていることを感じます。
昨日は妙深寺創立80周年の高祖会を晴天のもと盛大に奉修することが出来ました。小原日諭御導師による待ちに待ったご唱導でした。クライマックスの中のクライマックス。本当にありがたく、8年前のことを思い出しながら胸がいっぱいでした。
8年前、旭の帰寂の直後、小原日諭御導師はネパールに飛んできてくださいました。清水清康師に青森まで智美奥さまと芳ちゃん、富ちゃんを迎えにいってもらいました。小原御導師はパスポートが切れていたのですが、在ネパール日本大使館から外務省にリクエストをあげ、20分ほどで発給していただきました。
これ以上ないほど哀しく辛い出来事が、そのままにしない、そのままで終わらない、定業能転、現証の御利益へと変わり、有難く尊い出来事へと変わってゆく。昨日の奉修はそのような証明の一座と感じました。
小原日諭御導師、京子奥さま、遠方よりお参詣、団参いただいた皆さま、妙深寺のお参詣、ご奉公いただいた皆さま、本当に、ありがとうございました。
奉修直後、やはりご因縁の深い方からお電話があり、ある意味では寂しいお申し出もありました。しかし、それもこれも節目なのだと思います。ここから先はさらに水際を立てて、しっかりと線引きが為されてゆくのでしょう。簡単ではありません。末法に生きるということ、如説修行抄にあるとおりです。
世界はこれまでの果報が尽きたかのように、先送りしてきた問題が噴出し、全人類の問題として突きつけられています。もう見過ごすことも目を逸らすことも出来ません。
日本でも奇策や画策ではない真っ当なことが求められているのだと思います。ギアを変え、バージョンをアップし、心を引き締めて、これからのご奉公に臨みます。
クライマックスの高祖会、お参詣、ご奉公いただいた皆さまに、心から御礼申し上げます。
ありがとうございます。