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きつねとたぬきといいなずけと一年

友人や知り合いがいないわけではないが、黙って隠れてマンガを描き始めた。
名前も新たに「トキワセイイチ」と名乗り、何もかもゼロの状態からスタートを切った。
それが一年前の明日。2018年1月1日のことだ。

自分にとっての「新しいこと」を思いついては実行してきた。
新しく踏み出した一歩は未知の刺激をもたらし、日々の創作の糧となった。
SNS開始やコミティア参加、自分の創作物を本にすること、その本を預託販売すること、それらのどれもが自分にプラスになった。

「今年は本当に運が良い。ついてる。」

特に信心深いわけではないけれど、初めてコミティアに参加する5月あたりから実感としてあり、今もそう思っている。

「もっともっとはやくに、こうしておけばよかったんだよ」

このマンガのプロローグ、暗い森の出口から瞬く街を眺めて、きつねのナツネが呟くセリフだ。
進みたくても進めない自分と、同じように足搔く誰かに向けての希望の言葉だ。

こんな風に今も描けているのは、noteのおかげです。
noteを始めて良かったこと、感謝していること、いくつか挙げておきます。

マンガ投稿する場合に限ってしかわかりませんが、noteに新規登録して初投稿からしばらくの期間は、ウェブ画面上部の「マンガ」カテゴリーにて、ピックアップされることです。
最初の走り出しにちゃんとフォローしてもらえることで、たくさんの方に見てもらえます。
加えて、膨大な広さの大手SNSに比べて投稿規模がまだ控えめなので、これもまた目に留まりやすい、埋もれにくい。
同じように創作される方に見てもらえることもnoteの強みです。
あと、編集機能も。文章も画像も修正してはこっそり上げ直せます。

今、新幹線から夕暮れを眺めています。もうすぐ夜が訪れます。
今年がもうすぐ終わりますね。みなさんのおかげで一年中マンガを描き続けることができました。
反応をくれたみなさん、本当にありがとうございました。

来年もがんばります。来年は某ウェブサイトにてちょっとした連載が始まりそうです。
叶ったら応援してください。

それでは、よいお年をお迎えください。

トキワセイイチ

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