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触診が下手な理由はきっと何も見えてないのかも

この内容はアバウト治療でも7割型結果が出てしまうが本物にはなりきれないモヤモヤした人の残り3割を引き上げるフェーズの話しだとして聞いてほしいです。

触診は治療家において無くてはならないスキルです。ただこの触診は表面的な「場所」を理解してもあまり大きな成果は期待できません。
触診で最も大事な感覚は深さを理解することであり活断層のようにどの層に何があるか、を身体で覚える必要があるのです。
なぜなら人の身体には個人差がありすぎて体表から狙う場所が同じでも身体の曲面や脂肪の厚みや筋肉の大きさや形が侵入して始めて分かる事なので、表面的な「場所」を触る事はあくまでランドマークとしての役目しかなく、結果に直結するものではないのです。

人の身体に入り込むという感覚


私はスピリチュアルや感覚的な表現には寒気がするほど胡散臭いと思う質だが、いくら科学的に説明できたとしても手技で成果を出すにはどうしても感覚を磨かざるを得ないフェーズがやってきます。
同じボディーワーカーの中でもパーソナルトレーナーやヨガ講師などとの決定的な違いは相手の身体に潜り込む感覚を搭載しているかどうかじゃないかと思う。人の身体に潜り込むとはやっぱりイマジネーションの世界で気味が悪いと思うかもしれませんが、もう少し耳心地の言い言葉に言い換えるなら「事実を知ろうとする力」という感じです。
この感覚を鍛え始めてから私の治療における結果のコントロール力が明らかに変わっていったのであって損はない感覚です。

つまり事実を知れば知るほど触診の際に感じる感覚は変わり、中に何があるか見えるようになってくる。その結果原因であろう組織にピンポイントで刺激を入れる事ができるようになり症状改善への大きな違いを生むのです。
触りたい対象物を認識する事が触診の第一歩なのではないかと経験を踏まえて感じる事でした。



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