潜在意識の勉強をしても収入が上がらない理由

自己啓発にどっぷりはまった過去

私はかつて自己啓発にどっぷりとはまっていた時期がありました。
潜在意識や引き寄せの法則、スピリチュアルなど、成功哲学に関する本を100冊以上は読んだと思います。
しかし、いくら勉強しても収入は上がらず、恋人もできない状態が続いていたのです。

ある日、ふと我に返ったときのことを覚えています。
「これはまずい。ファンタジーの世界にどっぷり浸かりすぎているぞ」
客観的に自分を見つめ直すと、勉強ばかりしていて行動が伴っていないことに気づかされました。

義務教育の弊害

なぜ、勉強ばかりしてしまうのでしょうか。
その根本的な原因は、義務教育にあると私は考えています。

学校では、先生が黒板に書いたことを暗記し、テストでそのまま書けば良い点がもらえる。
そんな教育を受けてきたために、知識を詰め込めば成功できるという思い込みが私たちの中に植え付けられているのです。

自己啓発の本を読めば読むほど、幸せになれて結果が出せると信じ込んでしまう。
これが勉強ばかりしてしまう最大の理由なのです。

同じような知識ばかり

勉強を続けるうちに、もう一つ気づいたことがあります。
どの本を読んでも、似たり寄ったりの内容ばかりだということです。

潜在意識の理論にしろ、引き寄せの法則にしろ、要は「思考は現実化する」といったメッセージを伝えているだけ。
たくさん学んでいるつもりでも、実は知識が増えていないし、視野が広がっていないのです。

むしろ、興味のある分野ばかりを追いかけることで、物事を多角的に見る力が失われていくのかもしれません。

知識を得ても行動しなければ意味がない

勉強して知識を得ることは大切ですが、それだけでは不十分です。
肝心なのは、その知識を活用して行動に移すこと。

私の場合、自己啓発の本を読んで成功者の話を聞くだけで満足していました。
頭の中だけで理解した気になって、現実が変わったような錯覚に陥っていたのです。

でも、本当に人生を変えたいなら、知識を得た後の行動が何より大切。
どんなに立派な理論を学んでも、実践しなければ何も変わらないのです。

目標達成のための時間の使い方

勉強ばかりしていては、いつまでたっても目標は達成できません。
大切なのは、目標達成に直結する時間の使い方をすること。

まずは、自分がどこに時間を使っているのかを客観的に見つめ直してみましょう。
1日の中で、勉強や情報収集にどれだけ時間を割いているか。
その時間の使い方で、本当に目標を達成できるでしょうか。

もし、目標達成から遠ざかっているなら、時間の使い方を見直す必要があります。
目標と関連の低い勉強は思い切ってやめ、目標達成に直結する行動に時間を振り分けるのです。

例えば、私は自己啓発の本を100冊以上も抱えていましたが、ある日、その本をダンボール箱に詰めてガムテープでぐるぐる巻きにし、しまい込んでしまいました。
代わりに、目標達成に必要なスキルを身につける勉強に時間を使うようにしたのです。

目標達成のためのステップ

  1. 目標を明確にする(3ヶ月など、短期間で達成できる目標がおすすめ)

  2. 目標達成のために必要な勉強や行動を逆算して洗い出す

  3. 今やっていることを客観的に評価し、目標達成への貢献度を点数化する

  4. 目標達成に貢献度の高い行動に時間を割く

  5. 目標達成している人が集まる環境に身を置き、刺激を受ける

自分の居心地の良い領域から一歩踏み出すのは勇気のいることですが、小さな一歩から始めていけば、必ず変化を生み出すことができるはずです。

潜在意識の力を信じることは大切ですが、それだけでは不十分。
潜在意識を味方につけながら、具体的な行動を起こしていくことが、目標達成への近道なのだと私は思うのです。

さいごに

勉強をすればするほど、人は「勉強すれば目標が達成できる」という思い込みにとらわれてしまいます。
でも、本当に大切なのは、その知識を活用した実践なのです。

自分の時間の使い方を客観視し、目標達成に直結する行動に時間を投資すること。
そして、目標を達成している人たちから刺激を受け、自分もできるんだという臨場感を高めていくこと。

そうすることで、少しずつでも目標に近づくことができるはず。
潜在意識の力を信じながら、具体的な行動を起こしていく。
それが、目標達成の秘訣なのかもしれません。

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