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喜連川早乙女温泉

休みの日はどこか出かけないと落ち着かない性分なもんで、この日は温泉にでもゆったり浸かりましょうかと思案し、行き着いたのが栃木県はさくら市にあります喜連川早乙女温泉。

喜連川…というと足利氏?とお思いの方は歴史好き。没落した足利氏が豊臣秀吉に下野国喜連川を知行され、江戸の間は喜連川氏を称しておりました。

そんなことはさておいて風呂だ、風呂。
今回訪れた喜連川早乙女温泉の最寄りの駅は氏家。かつては遊郭などもあったということですが、もはやそういう痕跡建物はないようです。
宿場町として賑わった街並みの残る駅前の通りを眺めながらいざ温泉へと歩きます。

他にも駅前の写真はあるのですがアップロードが面倒くさいので、Twitterをみてください。

氏家駅から喜連川早乙女温泉までの道のりはおよそ5.2km。散歩にはよかろうといつものごとく徒歩で向かう。
道中は田園田畑の広がる田舎道。都会の喧騒が嘘のようです。

やってまいりました喜連川早乙女温泉。
こじんまりとした表向き。
やたらと注意事項が並んでおります。

館内の写真撮影は禁止となっていますので、お風呂などの写真はありません。
色々といざこざがあったのか注意書きが目につきました。常識が常識で通じない、社会のモラルというものが信じられない、世知辛い世の中なんだなあと思った次第です。

さて肝心の温泉はというとオイルと硫黄の匂いがたまらない濃いいもの。源泉が74℃ほどと高温のため加水しておりますが加水してもこの濃度感なんだからたまらない。浴槽の近くでは寝っ転がって寝湯をしている人も。
お得意の浸かっては涼み浸かっては涼みをしていたら、縁側に猫がやってきました。
全裸の私と目が合うとそそくさと逃げて行きましたが、逆に私が猫でもそうすると思うので正解です。

風呂上がりに火照ったからだを大広間で涼を取ります。地下水が無料でガブガブ飲めるので、ガブガブ飲みました。
帰りはバスかな…と思い店員さんにバスの時間を聞いたところ1時間半後だという。
歩いても1時間なのでバスは諦めることにしました。

外に出るといきなり猫が。
これはさっきの猫だ!こんにちは。

と思ったら足早に逃げられました。
猫に避けられるほど堪えるものはないですね。

でも、駐車場に猫がたんまりおりましたのですかさずカメラをパチリ。

温泉は素晴らしいし、猫もいる。こんな至福を味わえるんだから文句無し。

硫黄のにおいが衣服に染みついてその後も温泉気分を味わえるという楽しみもあるよね!
まあとにかく家からそう遠くもないところにこんな素敵な温泉があるんだからまた来るしかない。

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