ゆ〜シティ蒲田探訪

一昨日の祝日も蒲田に訪れ、また蒲田に来ちゃうんだから俺は行き先の選択肢が少ないのか。いや、蒲田が魅力的だからに他ならない。多分。

一昨日は大井町から蒲田まで歩いたが、あちこち横道に外れながら歩いたので結構時間がかかった。
その結果蒲田で昼飯を食べたのがかなり遅い時間になってしまいその後の予定にも影響したことを踏まえて考えると、まあ何となくひとつ手前の駅である大森で降りるのが良かろうということになった。

大森から蒲田までもふらふらと道を外れての道中となったけれど昼ごろには目的地であるゆ〜シティ蒲田に到着した。
何となくでも考えて行動することは大事だね。

大田区に多い黒湯の温泉。
スーパー銭湯的趣きではあるが東京都知事告示料金の470円で入浴できる。
銭湯の価格でスーパー銭湯と温泉のクオリティを同時に味わえてしまうのだから経営努力には頭が下がる思いだ。

肝心の黒湯はたしかに黒く、しかし手に掬うと湯の縁は緑がかり真っ黒というよりオリーブグリーンのような黄緑の濃い感じ。
湯は42℃程度に保たれ、のんびり浸かり温まったら近くのベンチで湯ざまししまた浸るという繰り返しが心地良い。

風呂を出ると3階にある休憩スペースへ。
舞台も備えた立派な造りだ。平時はイベントも催されているらしいが時勢柄イベント事はなかった。
とりあえずビールと冷奴でやる。

座敷に座り飲んでいると常連と思われる方々がカラオケを始めた。

無法松の一生を皮切りに演歌、昭和歌謡のオンパレード。選曲は場末感を呈しながらも真昼の陽気な日差しと座敷に舞台といういかにも感がディープさを消し去っている。
もう少し酒が入っていたら俺も参加したいなと思いつつも、舞台で歌うなどは大阪のキャバレーくらいしか経験がなくその後飲み続けていい具合になってもずっと躊躇していた。
知らない人の前でシラフで歌えたら仕事の発表事や会議でも度胸がつくかなと考えたけれど、飲んでも歌えないんだからどうしようもないね。

この後にどこかで飲もうという思惑に差し障りが出そうな程度に酔っ払ったのでこのあたりで出ることにした。

一昨日訪れた蒲田温泉も素晴らしかったのに、近くにまた違った良いお風呂場があるんだから蒲田は良いね。
大森に勤めていた時には見向きもしなかったのに。齢を重ねて知ることもあるのだと解して酒をぐいぐい飲んじゃうのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?