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6月19日の話

酔っ払ってメガネをかけたまま寝てしまい、起きたら枕の下で潰れていたメガネをそのままにしていたが、四六時中コンタクトレンズをつけているのもだるいのでいよいよ直しに行くことにした。

メガネの修理のために出かけるというのはとても腰が重い動機なので、温泉に入って酒を飲むということにしてこのクソ雨(fucking rain)のなか家を出た。

向かうのは東鷲宮にある百観音温泉。電車一本で30分もかからず行けるので非常に便利である。

自噴する天然温泉でナトリウム塩化物強塩泉。湯を舐めるととても塩辛い。これが古代の海水の味か。
雨が降っていたので露天風呂は空いており、これ幸いと露天風呂にずっと入っていた。露天風呂にはぬるめの湯(41度くらい)があり、ひたすら浸かり、出て身体を冷ましてまた入るということを1時間ばかり繰り返した。

風呂を出て館内の食事処で飲んでも良いのだが、せっかくなので前から気になっていた大酋長を訪れたところ準備中の看板が。目論見が外れた。

イラストはツキノワグマと思われるが展示してある白いものはシロクマである。そういういい加減なところが私の心を掴む。またの機会に訪れたい。

東鷲宮駅周辺を探索したが、これといって飲めるところもないのでやむなく大宮へ向かうことにした。

大宮駅構内にJINSがあり、そこでメガネの修理をお願いした。
20分くらいで仕上がるというので本屋で立ち読みしていたが、さらにもう少し時間がかかりそうだということなので、昼飯を食べようと駅を出た。

大宮といえばいづみや一択なのだが、緊急事態宣言によりさいたま市は酒の提供が禁じられている。
そのためいづみやは酒類を提供しない食堂と化しているのだが、ここでメシを食って酒が飲めないというのは蛇の生殺しというもの。
ラーメン鷹の目という最近出来た店があるのを思い出し行ってみることにした。
いわゆる二郎系ラーメン。ラーメン小で300gある。ミニは200gだがわずか30円の差。貧乏性なので胃袋を無視して小を選択した。

この暴力的な装い。ニンニク大好き人間なのでニンニクをマシマシにした。
翌朝の部屋がニンニク臭になることなど構いはしない。その場の欲望に忠実な性分なのである。
ごわごわの硬めの麺は、醤油と油分さらにニンニクの混ざった汁と良く合い美味しかった。

腹も満たされたので缶ビールでも買って喫煙所で一服しようと駅前に戻ったところ、何やらいづみやに人の入りが多いことに気づいた。
店の前に行くと酒類提供を再開したとの貼り紙があった。

Twitterを見る限り6月8日には酒類提供を再開していたようだ。
当初は行政の要請に従って酒類提供をやめて食堂化していたわけだが、酒類提供に踏み切ったのには当然わけがあり、そのわけを考えると切実たる思いにもなる。

久しぶりのいづみやではあるが先程食ったラーメンで腹はパンパンなので、つまみはしらすおろしにし、それをあてにビール、チューハイを5杯飲んで店を後にした。

大宮駅で修理の終わったメガネを受け取り、そのまま帰路に着いた。

短時間で量を飲んだのもあり、家で横になったが最後そのまま気絶した。
目が覚めると日を跨いでいて、当然そのまま寝れるわけもなく日記とばかりにこれを書いている深夜2時。

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