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大森探訪①

大森に降り立った記録。

大森は以前勤めていた会社があるところで、転職してからもうかれこれ7年くらいは来ていない。新卒で入った会社で社会人になりたての若い頃の思い出がある。
思い返すとだいたい酒にまつわる記憶ばかりが出てくるんだから今と変わらねえな。

駅を出て西口の池上通り沿いに山王小路飲食店街がある。

地獄谷とも呼ばれるこの盛り場にはオードリー・ヘプバーンや布袋様もいる。言わずもがなの猫もだ。

池上通りへ戻り駅前にある八景天祖神社。急な勾配の坂を登るのはもやしっ子には堪えるし、また高所恐怖症的には精神的にくるものがある。

下りは境内を抜けて住宅街側の緩やかな道へ行く。
階段の壁には馬込文士村のレリーフや案内文などがあり、この辺りのかつての賑わいを知ることができる。

文士たちが麻雀しているレリーフ。麻雀といえば阿佐田哲也を思い浮かべるが、どちらかと言えば色川武大名義の小説の方が好きだなぁ。

山王通りを蒲田方面へ進み、高架下を抜けると大森銀座商店街に出る。

いかにも信頼のおけそうな大衆酒場。
風呂に入る予定さえなければ間違いなく入店していただろう。
一杯だけなら良いのかもしれないが、飲み始めると段々次の予定などどうでも良くなってしまうダメ人間なので強い意志を持って通過。

傍の通りにはスナック等が入ったビルヂングがある。

有るでョ!という時代を錯誤しそうな言葉が素敵だ。

ひとつ通りを挟んだ道には格式高い様相の喫茶店がある。調べるとテレビなどの撮影にも使われる有名なお店のようだ。
ボリウムたっぷりのケーキはさぞかし美味いのだろう。

コロナ対策万全のオランウータンが誘拐されたカエルを探している告知をぶら下げていた。
子供たちのアイドルのカエルを誘拐する事件が起きるなどこの街の治安が案じられる。

この日は蒲田の銭湯に行くためここから蒲田まで散歩する。
途中、面白いものをみつけたりしたので気が向いたら何かの機会に取り上げたい。

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