櫻坂には愛しかない-1stアニラ2日目感想【2】

櫻坂46アニラ2日目(12/10)、
ライブ本編は流れ弾で終わり、守屋茜・渡辺梨加の卒業セレモニーを待つ。

まずスクリーンに映るのは、メンバーに卒業を伝えるあかねん。抱きついて泣く綺良ちゃん。欅坂結成から今までの映像。彼女の熱血真面目ぶりを振り返る。セレモニーとしてはスタンダードな映像から、スクリーンが割れて茜さん登場。1人ですか!もしかしてこのままサプライズでソロ歌唱とかやっちゃいます?
…と思ったら、一礼だけしてハケた。今度はぺーちゃんの加入当時の映像が始まる。

…ここでズッコケた。

や、そこは2人連続で映像流して同時に登場してくれた方が絶対いいだろうと心の中でツッコミまくったのだが、紺と白のドレスで着飾った2人のコントラストが美しかったしまあいいや。ぺーちゃんが白であかねんが紺というのはぴったりの配色だ。熱血の軍曹と癒し系のぺーちゃん、同じ美形でもタイプも対照的。

理佐が登場してまた少し思い出話があって、キャプテンが「この4人ってことは…」とほのめかす。ざわつき始める勘のいい観客。
青空とMARRY、復活!

「ここにない足跡」、そして「青空が違う」。当然筆者も欅の曲は初めて聴く。(恐らく録音音源に生歌かぶせてるような?)
筆者の周辺の欅時代からの古参とおぼしきお客さんなど半ば感極まっている。ラストライブ以来欅の曲はずっと封印してましたからね。

そして残りのメンバーも呼び込んで出てくるわけだが、下手から出てくる綺良ちゃん、いのり(井上)に抱き抱えられている。整列する時もひそかに井上が右手できらこを支えている。

綺良ちゃん、プロレスとかでなくホントに軍曹になついてんだなあ。彼女はよくいわれる天然とか不思議ちゃんとはちょっと違う。頭の回転はすごくいい。
最後に一言求められた時も「2人と離れるのは本当に寂しいけど、別れは今日やって来ても1年後だったとしても寂しいものに変わりはないので、今の別れの辛さより、出会えたことに感謝して思いっきり応援したいと思っています」と賢い話をしていた。

たぶんいろなことに気が付いて頭もよく回る、そこから「他人にどう思われるか」とか気にせずアイデアをすぐ口にしたり行動に移してしまう性格なんだろう。でもそこに悪意は全くないから、ダル絡みされる先輩たちも受け入れてきたんだと思う。

もう一人コメントを求められたうえむーが感極まって半分言葉になっていない、そういうやさしさエモさもいいが、大変な時期に加入してくれた上に、不器用なメンバーが多いこのグループで明るく潤滑油になってくれてるきらちゃん、すげえよ。後輩が入ってきてくれてもいいお姉さんになれそうだ。


アニラがエモかった点のひとつが、「欅から数えてもコンサートで初めて卒業セレモニーができた」ことだった(新参の筆者がこんなこと書くのもおこがましいかもしれないが)。てちは突然の脱退、それ以前のねるも同じ、その他いろいろあって「関しまして」だけで去っていったメンバーも多数(てちなんて本来ならSSA級のハコで送り出すべきだろうと当時も外野ながら思っていた)。
他のグループでは当たり前にできていた客席と一緒にメンバーを送り出すということ、プロ野球でいえば引退試合、そういうセレモニーが櫻坂になってようやく普通にできるようになった――。そこに安堵というか、救われた昔からのオタもいたであろうことは実感する。

改名してよかった――そう絶対に世間に知らしめる。言葉には出さなくてもゆっかー以下メンバーは皆この気持ちで突き進んできて、これからもそうだろう。大変な時期を乗り越えて(筆者も含め)新しいBuddiesも得たであろう櫻坂、「愛しかなくなった」今こそ推していきたい。



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