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1日1絵経過報告

1日1絵のアップを始めてから半年が経過したので、経過をまとめてみます。

1日1絵の試み内容

・その日の気分のようなものを簡単に絵に描く
・twitterの日記絵用アカウントに描いた絵をアップする

・投稿ペースはだいたい1日に1回
・走り書きレベルのものでOK

下に書いたどれかの要素を入れる

描くものが思いつかない時は、その日のコンディションにあわせて下記の中から描く要素を選ぶようにしています。

1、日記的要素
豪徳寺あたりを散歩した日の絵↓

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2、イメージの表現
毎日空を見上げた時に感じる気分の表現↓

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3、観察の要素
人んちの庭の木の葉っぱの観察絵↓

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4、模写的(二次創作的)な要素
Jack Hamさんという先生の風景画模写↓

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5、技術的試み
新しい万年筆タイプのペンを導入↓

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1日1絵の効果

誰にでも効果があるかわからないけど私にはあった事。

1、心の安定
普段、仕事でも好きなことをさせてもらっているが、時にはあまり好きといえない作業で忙しくなることもある。描きたいものは沢山あるのに描けない時期が続くと、フラストレーションがたまってくる時も多い。
小さくても毎日なんらかの絵を公開しつづけていると、
「ああ、今日も全くなにもできなかった」
という気持ちが緩和され、1ミリづつでも前に進めている感じになる。そのことによる心の安定が大きい。

2、絵を描くハードルの低下
その日の絵がイマイチでも、明日があると思うと気楽に描ける。
毎日鉛筆やペンを短時間でも握っていると、イメージを形にする行為に体が慣れてきて、着手からアップまでの心理的抵抗が少なくなる。
100時間かかるような見積もりの作品に着手する時も、構えずに始めやすくなった気がする。いざ作品を作るという時の気の重さは、
「ちゃんと作れるかな」
「こんなに時間もコストもかけて、良い物ができなかったらどうしよう」
などのプレッシャーが、本来の描きたい、こんなものが作りたい、という動機を圧しつぶしていることによるものという感じがする。
対症療法的ではあるが、小さなレベルで毎日「着手→完了」のプチ体験を積んでいると、着手前のプレッシャーとして考えていた事が実は大したものでないという感じや、小さくても日々新しい何かができあがるよろこびの方が失敗の痛手よりも大きく、貴重に感じられる。

3、なんとなく交流が生まれる
絵をtwitterにアップすることで1日1回生存報告できる。
反応をくれる人がいると、その人も元気なんだなと思い安心する。
知らない人から反応をもらえると、
「こんな人がいるんだな」
というのを知ることができるのも新鮮。
※ただし、私の場合は人に見てもらう事で変なプレッシャーが生まれそうな気もしたので、慣れるまでの間はフォロワー0の誰も見ていないアカウントにアップするようにした。比較的習慣化した後で、人のいるアカウントの方に投稿をRTするようになった。

4、考察や技術がうっすらながら積み重なっていく
「今回これが描けたのはうれしかった」
「これはあまり気に入ってない」
など、自分の創作の好みが少しづつ判明してくる。
本当にうっすらづつだが、気に入った線や形をとりやすくなってきている。

5、自己に関する意外な発見がある
「今日はこんなのを描こう」
と思っていても、いざ描きはじめると全然違うものを描いていたりする時がある。自分が意識している気分とまったく違った絵ができ上ったりすると、実は自分はこういう気持ちだったんだ、こういう事を考えていたんだ、とわかることもあっておもしろい。

6、グッズを作るのが楽しくなった
Tシャツやグッズにプリントする絵は、どちらかというとラクガキのような隙のある絵や、ゆるめの絵が映える事も多いなと思った。
この感じの絵柄でスタンプを作ってみてもいいかもしれないとか、色々考えるのがたのしくなった。


ノートに走り書きしたラクガキの線やゴミをきれいにしてくれるスマホアプリ


鉛筆で描いて消してしながら描いた絵は、そのまま撮影するとゴミだらけになってしまったりする。そういう場合は、下記の2つのアプリをつかうことが多い。

iScanner
スキャナーがない環境で絵をアップする際に便利。
絵を写真撮影して、細かく歪み補正することができ、2階調化もできる。
下記は無料版だが、有料課金すると格段に便利になる。

Olli
写真や動画を線画化できるアプリ。
グリグリ動く映像も線画化できるのがすごい。
私の場合、描いた線画のゴミ取り目的でつかうことが多い。
iScannerでざっくり2階調化した後、Olliで調整したり。
有料アプリだが、毎日つかうので安く感じる。

この2つで大体きれいになるが、アプリを使ってもきれいにならない時はPhotoshopで調整する。

まれに戯れで水彩アプリを使ったり。
このあたりのアプリは、アニメ私塾の室井さんがtwitter等で紹介されていて知ったものが多い。

1日1絵は、毎日あまり難しく考えず楽しく描けているので、その事が一番うれしい。

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