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makers university u-18  THINK BIG CAMP

誰かの参考になればいいなって思って書いても納得のいく文章を書けなかったから、明日から新しい人生を歩む自分のために書いた。

前半3日間はアジェンダワーク。5、6人1チームで1つのアジェンダに対する解決策を打ち出した。

私は医療チームでアジェンダは「誤った医療情報が独り歩きしないための手段を創る」だった。一見医療に見えて実は見るべき部分は医療じゃない。考えやすそうに見えてめちゃめちゃ難しい。絶妙に食べ応えのあるアジェンダだった。

だからこそ、最初はこのアジェンダの意図をくみ取ることに時間をかけた。
その後に具体的なことを考えたけど、なかなか進まない。もともとTKDには、「壊して何回も作り直して」って言われたから、一旦原点に戻ってみて、惜しい気もしたけど、壊してまた考えた。

その結果生まれたのが【M-SYSTEM】。ザックリ説明したら、「正しいと判断しがたい情報の怪しさを数値化して、受け取り手側の判断材料にする」もの。(ザックリ過ぎる。)
これが我ながらいい出来だった。
でも、なんかあっさり終わった気がして物足りなかったし、今思い返すと私何もしてなかったかも。
ちょっと複雑な気持ちのまま終わったけど、これだけは言わせてほしい。

チームがよかった!!!
アジェンダオーナーはイケメンだし、
伴走メンターは腹筋シックスパックだし、
メンバーはみんな個性強すぎてカオスだし。
7人が作り出す、アットホームで楽しい、でも、めちゃくちゃ頭を使った時間。一言でいうと最高だった!

まあこうして前半3日間は楽しみながらも、モヤモヤを抱えて終わった。


後半3日間はとにかく気持ちのアップダウンが激しすぎて、ハゲるかと思った。
最初に自分のビジョンを紙に書いた。すぐに自分の手が止まった。

「あれ、なんか違う。これじゃない。」
「あれ、自分はこれで何を伝えたかったの?」

自分のビジョンを疑う言葉で頭が埋め尽くされた。これじゃ壊してもらえない。どう説明すればいいのか、どうやったら伝わるのか、あやふやで脳内が整理されていないまま、ダイアログセッションに挑んだ。

結果詰んだ。
そして言われた、「本当にそれについて知っているの?」
そのとおりでしかない。
自分の経験と知識は紙一重だって気づいた。
自分が目指したい社会に対する疑問、プロセスの矛盾、知識の無さ。
ほんの一瞬で自分の中が空っぽになった。

「もうこうなったら、自分にあるもの全部壊すしかない。」

またもう一回、自分が目指す社会から考え直そう。
私が今伝えたいこと、私だからできること、今自分にあるもの。
これでやっと自分自身に納得できた。
自分のやりたいことの本質と根本的な部分を改めて考えたときに、自分が一番曲げてはいけない軸に目を向けていなかったことに気づけた。

それでも嬉しかった気持ちは束の間、またすぐにモヤモヤした。
奨学金提供者にぶつかっていく仲間の姿を眺めることしかできなかった。
理由はカンタン。
自分でチャンスを掴みにいかなかったから。
いつまでも自分に自信がないことを理由にしていたから。
勝手に「自分」を決めつけていたから。
同じ時間はもう戻らない。悔しい。情けない。

「あーーーーあ、なにやってんだよ自分!!!!!!」

どれだけ時間が経って思い返しても、悔しいものは悔しい。

そのあとにあった大交流会で自分が再構築したビジョンを話したら、いろんな人に共感してもらって、さらに価値を見出してくれた。なおさらもっと悔しい。
今この文章を書いているときでさえ悔しさが込み上げてくる。

でも、これ以上悔しさだけを見ていても何も生まれない。

悔しさを噛みしめる私に仲間が教えてくれた。
「方法はいくらでもある。結局これから自分次第でどうにでもなれる。」

そうだ。結果はどうであれ、これからが大事なんだ。
この悔しさをどう使うか。
あのとき受け身になった自分とどう向き合うか。
考えて、吐き出して、行動しなきゃ、私が未来を語る資格はない。

ずっと自分にネガティブでいるのも後味が悪いから、最後に自分が一番良かったと思うことを考えよう。

私は前まで自分のやりたいことに対して満足していて、今回のMAKERS UNIVERSITY U-18では、壊してもらうことに覚悟していた。


それはそれで受け身だ。

(その道で活躍する方からのフィードバックは確かに貴重で大事なんだけど)


やっぱり自分のビジョンを自分で壊すことが怖かった。
それでもこのままじゃだめだと思って、壊した。

それが自分をいい方向に進めてくれた。
新しい自分の道を自分で作ったことにまずは誇りを持とう。

あっさり終わったなって思ったけど、振り返ってみると、だいぶ濃い。
色んな感情に素直に向き合った6日間はどんな価値があったのだろうか。

違う。


この6日間の価値は、

私がこれから証明する。

まずは終わってからの一週間、どれだけ行動できるかを大事にしよう。
自分も大事にしよう。

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