さまよい歩いた末に辿り着いた川

これはアドベントカレンダーの10日目の記事です

春に京都に引っ越してきてすぐのこと。叡山電車が家の目の前を何度も通り過ぎていきます。叡山沿線に住むものとして聖地比叡山に登らなくてどうする、ということで早速登りに行きました。場所は以下

そもそも私はケーブルとロープウェイを用いてガーデンミュージアム比叡というお花のきれいな庭園に行くという楽々プランでお出かけする予定でした。ガーデンミュージアム辺りのお話は川とは関係ないのでまたの機会にでも。

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問題は私が帰りにロープウェイだけ歩いてみよう!と思ったところです。はい。道に迷いました。登山道は登山道でも非常に険しく、歩いた距離からしてもケーブルの出発口から遠く離れていることは明らかです。2時間ほどさまよい歩いた末、ふと遠くから川の音が聞こえてきました。嬉しくなった私は川の音がする方へ一直線に駆けていきます。(ちなみに遭難時に川の音が聞こえても沢へ降りるのは厳禁らしいですね...)

ここからが本題です。私が辿り着いた川は音羽川らしいです。きっとここら辺

ここは音羽川の上流部で、砂防学習ゾーンに指定されていました。家族連れがBBQしに来ていました。ちなみに音羽川は高野川、さらに鴨川へと合流していきます。

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当然水深は非常に浅い川でしたが、水質はとても良く小さな魚がちょろちょろ泳いでいました。

どうやらこの地域は昔から災害被害が甚大だったようです。花崗岩から形成された地質は風化・侵食に弱く、修学院地区に度々土石流等の土砂災害をもたらしてきました。こうした土砂災害に対処するため、昭和のはじめより砂防工事として、砂防ダム工、沈砂池、流路工などが作られました。

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今度はBBQしに来てみたいですね。


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