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Amerigo Resources (TSX: ARG)は超小型株ではあるがもたらす利益は小さいわけではない【Internet Bull Report】

Amerigo Resourceは、世界最大地下銅山へのアクセスのおかげで電気自動車の増加する需要から利益を得られるようになっている。


Amerigoは小規模ではあるが、El Tenienteという世界最大の地下銅山を手に入れ強固な競争上の優位性を得ている。Codelcoという世界最大の銅生産企業との協定で、Amerigoは中央チリにある完全保有しているMinera Valle Central (MVC)事業で処理しているEl Tenienteから新たな尾鉱とCauquenesとColihuesの歴史的な尾鉱にアクセスできるようになったのである。


強力なESGプロフィールで銅産業を牽引

2020年のMVCの308,653 MWhの電力はすべて、国際REC規格が発行した再生可能エネルギー証明書で認定された再生可能資源からきている。これだけでなく、Amerigoはまた2037年まで運営する長期契約も結んでおり、MVCが使う全ての電力は再生可能資源からくることになる。

Amerigoの事業の本質は銅生産のライバル企業よりもはるかに環境にやさしいものである。実際、企業は廃棄物となる尾鉱を経済的に利用可能な資源に変えている。こうしてAmerigoは、中期的には他の6つのCodelco鉱山から、長期的にはチリ中の鉱山から尾鉱を処理することで事業拡大を目指しているので、ESGアナリストには好意的にみられ続けるかもしれない。


Amerigo Resourcesは過小評価されていて、株価収益率は9.34である(金属・鉱業の平均は21.21)。


株価収益率をみるだけで、大きな利益がみえる。企業のEV/EBITDA倍率は業界価値と比較して4.53である。繰り返すが、これは企業が業界平均と比較すると過小評価されていることを示している。ここ数四半期企業は安定した財務実績をだしているので、株価も昨年で116%も上昇したのである。ウォールストリートジャーナルは価格目標を1.25ドルと定めたが、株価は年末にはこの水準を超える可能性を持っている。

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将来はどのようになっていくのか?

Amerigoは将来的に明るいと思えるような兆候となりうる要素がいくらかある。最も重要なのは、電気自動車などグリーン技術のための銅の需要が増加することで前進することが予想されている上昇傾向の銅市場である。ARGの収益は銅の価格と関連しているので、銅プロセスの増大はより大きなキャッシュフローに導いてくれるだろう。これだけでなく、事業に再生可能エネルギーを使うという協定で、企業は2037年まで電力料金を固定して、これにより主要コストが遠い未来まで予測可能となり企業の費用構造も予測しやすくなったのである。

このように企業には成長の大きな可能性があるものの、Cauquenesの第2プロジェクトの失敗から学んでより慎重になっていく可能性がある、企業は3億ドルの投資で生産水準が今年に予想された6200万lbsまで増大したが、これは2019年以降から達すると予想していた9000万lbsからほど遠い数字である。さらに、チリではARGに影響力のある鉱業会社への課税が変わるという話がでている。


重要なことは?

Amerigoのビジネスモデルは、El Tenienteの生産の波に乗って大きな利益をもたらす可能性を持っている。これは、ある程度のリスクが許容できてARGをポートフォリオの大部分に入れるつもりのない投資家にとってかなりのお買い得である。よりリスクを嫌う投資家には、チリの税法の起こりうる変化がどのように事業に影響しそのなかで銅価格がどのように動くか様子見た方が良いだろう。




【Internet Bull Report】
海外の経済ビジネス情報サイト。世界中のいろんな企業の経営状況や財務状況の情報など。
URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Amerigo Resources (TSX: ARG): A Micro-Cap Stock With A Not-So-Micro Advantage.


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