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【一陸特】2020年(令和2年)10月 工学Aの問題〔7〕解説

どんもー。本日は第一級陸上特殊無線技士の2020年(令和2年)10月、工学Aの問題〔7〕です。

◆ 掲載の問題及び回答の全ての著作権は「日本無線協会」にあります。 ◆


〔7〕図に示す断面を持つ同軸ケーブルの特性インピーダンスZを表す式として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、絶縁体の比誘電率は1とする。また、同軸ケーブルは使用波長に比べ十分に長く、無限長線路とみなすことができるものとする。
 1  Z = 138 log(10) {(D+d)/(D-d)} [Ω]
 2  Z = 276 log(10) (2D/d) [Ω]
 3  Z = 138 log(10) (d/D) [Ω]
 4  Z = 276 log(10) (D/2d) [Ω]
 5  Z = 138 log(10) (D/d) [Ω]

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この問題は、同軸ケーブルの特性インピーダンスに関する問題です。

「特性インピーダンス」は、本来波長によって共振周波数が変化することでインピーダンスが変化するのだが、同軸ケーブルはその波長によらないものを言う。

また、この手の問題は公式が問われることが多いのでぜひ覚えておきましょう。

公式は以下の通りです。

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εs : 空気の場合は1、ポリエチレンの場合は2.3

logの中はDとdの比で、「2」は入りません。

というわけで、正解は今回は5です。


この問題に関連したワードはハッシュタグにまとめています。また、マガジンで資格ごとに、科目ごとにまとめていますので、ご参照ください。​​

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