ときメモGS感想〜桜井琉夏編〜

既プレイのときメモGSシリーズは2のみ。
他の作品もやりたいと思い、現在1と3をプレイ中。
攻略したキャラクターについて、感想を述べていきたい。ちなみに、筆者は男性です。
今回は桜井琉夏編。

琉夏は語りたくなるキャラクターですね。乙女ゲーらしからぬ、重くて深い造形、たまらないです。
まず、彼の魅力について。彼の魅力は、儚さや危うさ、ふわふわしてる、地に足ついて無さでしょうか。危険な男のニオイがプンプンしますが、どこか惹き付けられてしまうんですよね…
でも、この琉夏の愛され体質こそが自身を苦しめたのでしょう。琉夏は他人の愛を引き寄せてしまうのです。そして、コウのような被害者(被害者と言っていますが、これはコウも琉夏もどちらも悪くありません)を生んでしまう。それによって、琉夏も苦しんでしまう、ジレンマにはまってしまう。

作中での琉夏は、とても苦しんでいます。その苦しみを解くのは、バンビです。しかし、告白を見る限り、琉夏は呪縛から完全に解き放たれたとも言い難い気がします。
琉夏の呪縛は、①愛への罪悪感②自分の存在の否定、この2つに分けられると思います。
おそらく、②の方は解消されたと思います。自分を大切にすることで、また大切な人が喜んでくれることを学びましたから。でも、①はどうでしょうか。きっと、琉夏は主人公が自分に向ける愛を、苦しいと思う時が来るはずです。そして、それは本編では触れられない…ある種、琉夏と主人公にはまだ先の物語がある、といった具合でしょうか。 

やはり、琉夏はキャラクター自体の奥深さ、シナリオの完成度が共に極まってますね。
直接的にイベントだったり、会話だったりに言及することがなくダラダラ語っていましたが、そこ抜きで語れる辺り、キャラクターとしての完成度の高さが伺われます。

やや抽象的な内容になってしまったので、琉夏に関してはまた書くかもしれません。今回は、とりあえずこれで。


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