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【君必】 英検一級単語攻略~6つの引出し編~

#3  Key elements of composition


次に問題となるのが、どのような「構成」にすれば最後の opinion にたどり着けるのか?という点だ。

当然、会話や文章の内容はその都度変わるので、参考書に載っているような例文を覚えても、それが使える scene に偶然巡り合うことはほぼない。
仮に巡り合ったとしても、その例文の解答は本当に君の意見だろうか?

そこで、君のやるべきことは「こう言われたらこう返す」というような simulation を繰り返すことではなく、どのような場合にも opinion にたどり着くkey elements を探し、それを駆使して文章を作るということだ。

大丈夫! その key elements は「英検一級単語攻略~日常編~」で、既に君に伝えている。
もう一度みてみよう。

1.  Structure
burdock "の例でみたように、すべてのものは見る人の立場により見え方が違い、また階層構造となっている(上位概念を持つ)。この element  を利用し、物事の構造や状況を述べる。京都の例でいうならば、観光というaspect で考え、いろいろな寺社仏閣があるという状況を述べる。また階層構造で考えるなら、京都は日本一の観光スポットということが出来る。

#2 Things have various aspects

2.Change
君の街の例でみたように、すべては変化している。この element を利用し、最近の変化について文章を展開する。京都の例ならば、~2019年に京アニ事件があったことを思い出してしまった~例えば、" Recently, I heard that Nintendo, based in Kyoto, has launched a new business that is attracting the attention of the younger generation. "など

#3 Everything is changing

3.  Compare
電車広告の例でみたように、何かと比較すると物事の差異が明らかになる。この element を利用し、そのものの差異や特徴について文章を展開する。京都の例ならば、" In comparison with the past, fewer Chinese tourists are visiting Kyoto because the Chinese economy is gradually worsening." など

#4 You learn more from comparison

4.Future
日本の暗い未来でみたように、すべてに "continue" の概念か "image"の概念かで想像される未来がある。この element を利用し、将来像を展開する。京都の例ならば、" If Kyoto City's financial problems continue, the welfare of people living in the city will deteriorate in the future." など

#5 How to create the future

5.Personality
すべての人が physical body と mental body を持つ。この element を利用し、君の経験・感覚などを展開する。京都の例ならば、" Like many others, I somehow feel cozy and at home when I visit Kyoto."など

#6 What is the true self

6.Information
この element は君の日常からかけ離れた世界を描く際に意識する。京都観光については君の日常の範囲なので対象外だが、例えば以下のような使い方をする。" History textbook tells us that until the advent of Samurai warriors, Kyoto was the capital of Japan, ruled by the Emperor and the aristocracy. "
そう、歴史も君が実際に体験していないので Information だ。

#7 Things appear only when you focus

これら6つの elements は普遍性を持つ。
君の単語習得を行う日常にも、これらの elements が内包されていることを、少々難解なメッセージで説明してきた。

つまり、これらの elements を利用すれば、どのような場面においても文章の展開が可能であり、組み合わせることにより opinion までの「文章構成」が可能となる。

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