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【君必】 英検一級単語攻略~6つの引出し編~

ここからは、少々重要なメッセージとなる。
これからの君の英語学習方法が大きく変わるからだ。
君と英語猛者との違いも判るかもしれない。

#2  Language culture


英会話教室に通う多くの日本人が、「Native の沈黙が怖い」とか「話を聞いているのか聞いていないのか分からない」などと、口にするのをよく聞く。
また、Native との会話の中で、不用意に会話を遮ってしまう日本人を見ることも多い。

この状況と、英作文が難しいという状況は、実は前回指摘した「文章の構成」がないという同じ原因から生じている。
おそらく、何を言っているのか「??」だと思うので、簡単な例を挙げて説明する。

Imagine!

君は一人で道を歩いている。そして、突然テレビのインタビューを受ける。
「京都についての取材をしているのですが、あなたにとっての京都を教えてください!」

君はこう答える。
「古い寺社仏閣があって、食べ物もおいしいし、観光地としてはNO1でしょう。」

しかし、Interviewer が何を聞きたいかわからないので、それを感じ取りつつ次の質問を待つ。

そして Interviewer は続ける。
「最近、京都で何か変わってきたことや、貴方の推しなんかありますか?」

君は(ああ、そうゆうことを聞きたいのね)と思いつつ、面倒なので、
「最近行っていないので、よくわからないですね」
と切り上げる。

一般的な日本人の会話

この例で判ることは「日本人の会話は、相手の意図をくみ取るために、短いsentence の後 pause をおき、質問に合わせて返答を変える」ということだ。
長く話すことにより、会話がブレる可能性を回避しているともいえる。

では、Interviewer を Native に変えて見てみよう。

Interviewers:
" I wanna really know more about Kyoto because many of my friends  always recommend it to me. What do you think? "

You reply:
" There are many things to see and do in Kyoto-ancient temples and shrines-. So, I recommend Kyoto as the best sightseeing place in Japan."

Interviewers:
"・・・・・・ "
"・・・・・・ "
"・・・Finished?  What is your opinion? "

一般的なNativeとの会話

違いが判ると思う。
この例が示していることは、Native は「多くの寺社仏閣がある」の文はただの京都の説明だと認識していること、そして君の opinion が出るまで、次の会話を控えているということだ。
日本人の例でみたような、次の会話を引き出す質問は来ない。

日本人が sentence だと考えているものは、Native にとっては 、まだexplanation の段階であり、その後の展開を期待して待っているのだ。
決して、「沈黙している」のでも「聞いていない」のでもない。

逆に、日本人が Native の会話を interrupt してしまうのは、Native の会話が終わったと勘違いしてしまうため。

まとめるとこうなる。
・日本人の会話は、相手の意図をくみ取ることを第一にしている為、
 基本的に短い文で切り上げるスタイル=opinion までの展開がない
・Nativeの会話は、相手の opinion が出るまでを one sentence( one turn )
   と捉えるスタイル=opinion に帰結するまでの展開がある

どちらがいいというわけではなく、文化の違いだが、英語学習者は相手文化を理解しなければならない。

つまり、君は英会話にせよ英作文にせよ output 時には、opinion が出るまでの「文章構成」を考えなければならないということになる。
そして、それに合わせた drawers を作る。

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