なぜここに来て「青春ネオアコ」なの?
思った以上に大きな反響をいただいてるThe Beefieldsのデビュー盤。
そう、なぜここに来て「青春ネオアコ」なのか? でしたよね。
今年の1月、2020年3月に予定されてたライブ(コロナの影響で延期になりました)に向け、デボネアの皆さんとの対談がありました。その時にも話したのですが、僕と他の日本の80年代のポストパンクやネオアコースティックのバンドのソングライターとの決定的な違いは、僕は「邦楽」を作りたかったってこと。
当時そこにはイヌ科とネコ科くらいの隔たりがありました。(今やその隔たりが小さくなってきたのが嬉しい)
僕は中学生の頃から歌謡曲の歌詞にはまり、阿久悠さんや松本隆さんのような、歌手のために歌詞を書く職業作詞家になるのが夢でした。だから、10代末からイギリスの音楽に強い影響を受けつつ、それを英語でやるという選択肢は1%もありませんでした。(もちろん英語で ”歌詞を作れる” ほどの英語力がないというのもありますが…)
自分で作詞作曲を本格的に始めたのは遅くて、b-flowerをスタートしてしばらく経ってからのこと。インディの1stアルバムが27歳だから、b-flowerの曲に“青春”な曲が少ないのは、そんな理由もあると思います。
デビューしてからもアイドルさんとかに楽曲提供できる機会は殆どなく、“せ、青春!”な曲は殆ど作ることがありませんでした。
だから、あんなんやこんなん作りたかったのにってのが色々あるので、まあこの際やっちゃおうかと。
曲の方はC86なインディな雰囲気のならいくらでも作れそうなので、こりゃ楽しい。
お遊びと言ってしまうとお遊びなんだけど、しっかり僕の色が出てる八野英史の作品になってると思います。
Twitterで「誰かアイドルの人、歌ってくれないかな?マジで」ってツイートしたらさっそく京都のアマイワナさんがカバーしてくれました。いやぁ、これはマジですごく嬉しい!(彼女はアイドルであると同時に、自身で作詞作曲し演奏して歌えるアーティスト。要注目です!)
https://www.instagram.com/tv/B_rUHV2JefL/?igshid=toyykekd2ngy
今回はTOYレコードと楽曲の相性が良いのもあって、買ってくれた皆さんが凄く喜んでくれてるのが伝わってきます。
それにしても、いつまでもこうやっれDIYを極めざるを得ないというのもどうかとは思いますが、とにかく一生懸命作ってますので、この素人感満載の青春ネオアコをお楽しみください!(b-flowerのアルバム、もうちょい待ってー🙏)