ジャンプのスーツ問題について

今回の北京オリンピックにおいて、高梨選手など、5名がスーツの規定違反で失格になるということが騒がれていますが、カナダチームはルールが厳格に適用されたと語っていますが、本当にそうなのでしょうか?

薬物検査などでしたら、競技後でなければ成立しませんが、スーツが身体にフィットしていたか否かは競技開始前でなければわからないはずです。

私ですら、高校で野球をしていた際には1試合で3kgから5kgは、減量していましたし、相撲でも2-3kgは減っているといいます。
ですから、時間の長短ではなく、エネルギーの消費が身体の変化をもたらしているわけです。

要するには、エネルギーの消費で身体の具合は変わるわけで、これには個人差もあり、消費しやすい人もいれば、消費しづらい人もいる。
だから、競技後では不公平が生じてしまいます。

運営側は厳格に務めることはもちろん大切だが、体質差でそのような事が生じてしまう事を全く考慮していないことに大きな問題があると感じます。

競技開始前にその日に着用するスーツを提出させ、身体に合わなければ、変更を求めればいいだけのこと。

それであれば、競技時にスーツ違反などという問題はなくなる。もし、あるとすれば、競技時に事前に申請していたものと違うスーツを着用していた場合だけで、より、公平な運営ができるというもの。

そして、選手が矢面に立たされるが、実際には、サポートスタッフの問題なので、運営側は
もっと選手に寄り添った姿勢が求められる。

こうした問題は、早急な改善を求められる。
選手は与えられた環境で精一杯のパフォーマンスをしているに過ぎない。
なぜ、選手を守るために活動できないのか、不思議でならない。

運営側は性悪説でしか見られない人の集まりなのか?

メンタルトレーナー
早川淳一



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