電脳せどらーがリアル店舗でチェックすべきポイント
河野(@tradesedori)です。
弊社では、仕入れのほとんどをネットで済ませていますが。リアル店舗を全く使わないという訳ではありません。リアル店舗のほうが情報量が多いため、リサーチに活用しています。
「むしろ、電脳せどらーは、リサーチするために店舗に足を運んだほうが良い!」とさえ思っています。
仕入れをする必要はありませんが(多分、ネットで仕入れる方が楽ですよね?)外出ついでに、店舗にちょっと足を運んで情報収集していきましょう。
電脳せどらーが、リアル店舗を訪れた際にチェックすべきポイントは以下の4つです。
1:店舗がドコに力を入れているのかを確認する
2:お客の様子・行動を観察する
3:ネットと店舗の在庫を比較する
4:新商品の発売情報を確認する
それぞれの詳しい内容は、以下の音声をお聞きください。音声は前後半の2つに分けています。
音声よりもテキストで読みたい方は、以下に各項目をまとめていますので、お読みください。
1:店舗がドコに力を入れているのかを確認する
例えば家電量販店の場合、その時期に売りやすい商品を
・陳列のメインにする
・広告に載せる
・特設コーナーを設ける
上記のようなアプローチで販売しています。
数年前、インバウンドが流行り始めた時期。家電量販店は中国からの観光客向けに、水筒(マグボトル)売場の面積を大きくしていたことに気づいていましたか?
中国人は白湯を飲む習慣があるらしく、ステンレス製のマグボトルは白湯を飲むのにちょうど良いそうです。
私が見た限り、ヨドバシカメラ梅田や難波のビックカメラも水筒コーナーを拡大し攻めていました。
最近だと、eスポーツ(ゲームを使ったスポーツ競技)がブームです。世界では競技人口が多く、日本では「ゲームは頭が悪くなる」などと言われていますが、時代の流れとして日本の競技人口は増えるでしょう。
それを見越して家電量販店でもeスポーツに力を入れています。ゲーミングPC、キーボード、イス、ヘッドホンなど、eスポーツ向けの特設コーナーを作っています。
家電量販店へ足を運べば、注力商品、つまりこれからブームになるヒントを見つけることができます。特設売場や陳列もしっかりと確認しましょう。
2:お客の様子・行動を観察する
CDやDVDの発売日に、HMVやタワーレコードに行くと、だいたい新譜コーナーが作られています。さらに、その近くには関連商品が置いてあったり、POPや等身大パネルが展示されています。
当然買い求めに来たファンが集まっているので、ファンがどのような行動しているか観察してみてください。
私は、過去にファンの行動から驚いたことが2つあります。それは、CHAGE and ASKAのASKAが薬物で逮捕された後、音楽活動を始めた時のことです。
1つ目。タワーレコードに足を運ぶと、ASKAの復帰作のコーナーに、数名の年配女性が集まり写真を撮っていました。その様子を見て、問題を起こしたにも関わらず根強いファンがいることを知りました。
薬物問題を起こした芸能人は人気が落ちる傾向にありますが、ASKAにはこんなにも熱狂的なファンがいるということを目の当たりにしました。
次に2つ目。上記のタワーレコードで目にした出来事をツイッターで呟くと、ASKAのファンから沢山の「いいね」がつきました。ここでも、ASKAのファンの熱を感じました。
このASKAの件でも実感しましたが、実際に店舗に行くことで、コアなファンがいることを知るチャンスになります。ぜひファンの行動を覗いて聞き耳を立ててみてください。
もちろん!その後、ASKAの新作が出るたびに「転売して利益が出ないか?」と欠かさずリサーチするようになりました。
3:ネットと店舗の在庫を比較する
せっかく店舗まで足を運ぶのですから、今現在ブームになっている商品もチェックしておきましょう。ブームになる商品の基本的な流れは以下の通りです。
・ネット在庫が切れる
↓
・しばらくして店舗在庫が切れる
↓
・全体の相場が上がる
せどらーの皆さんには言わずもがな。店舗在庫が切れるまでに商品を仕入れることが出来れば、美味しい思いが出来るということです。
しかし、場合によっては、ネット在庫が切れるより先に「店舗在庫が切れる」ことがあります。その現象を見つけた時は大チャンスです!
そういった商品を見つけた時は、他にも何店舗か電話をして在庫の確認をしてください。他店舗でも在庫がないとなると、これは確実に引きの強い商品です。
そこで、改めてネットで在庫を探してみましょう。意外と公式サイトなどに残っていることがあります。ネットをくまなくリサーチして公式サイトまで行き着くライバルは少ないので美味しい思いができます。
4:新商品の発売情報を確認する
弊社では、基本的にこれからブームがくるであろう商品を仕込んでいきます。
近い将来、発売される商品をリサーチしては、自分で作っている新商品カレンダーに記入しています。(※せどり用のGoogleカレンダーに発売日を入力)
しかし、どうしてもリサーチには漏れが出ます。そこで、店舗へ行った際にリサーチから漏れた商品を確認するようにしています。
メディア系の商品は店舗に行くと、発売日カレンダーが掲示されていたり、新商品の予約コーナーが設けてあるので、くまなくチェックします。
自分が、事前リサーチしていなかった良い商品に出会ったら、せどり用カレンダーに追記していきます。
1:店舗がドコに力を入れているのかを確認する
2:お客の様子・行動を観察する
3:ネットと店舗の在庫を比較する
4:新商品の発売情報を確認する
以上、電脳せどらーが店頭でチェックすべき需要調査のポイントをお伝えしました。
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