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ピンクリボンって?会話vol.1

街中でたまに見かけるあのマーク

先輩「新人ちゃん、"ピンクリボン"って知ってる?」

新人「ピンクリボン?ピンク色のリボンってことですか?」

先輩「半分正解!このマークがピンクリボンなんだけどー…」

新人「あー!病院とか街中で見たことあるかも!!」



新人「シンプルで、見た目通りの名前!って感じですよね」

先輩「うんうん。じゃあ、さらに質問ね。このピンクリボンは " ある病気 " に対する理解を深めるためのシンボルとして使用されています。その病気とは一体何でしょう?」

新人「病気かあ……うーん」



ピンクリボンって何のシンボル?


先輩「じゃあ大ヒント!その病気は【女性に多いがん】のひとつで【ニュースでもよく話題に取り上げられる】……」

新人「あっ!乳がん!」

先輩「正解!ピンクリボンは " 乳がん " に対する理解を深めるために作られたシンボル、そしてピンクリボン活動はそのシンボルを普及させるための活動を表しているんだ」

新人「へぇー、初めて知りました!」


ピンクリボン活動の目的


先輩「この活動には2つの目的があるんだけどね」

新人「2つの目的…?」

先輩「うん。1つは乳がんに関する正しい知識を発信して、乳がんなった患者さんやその家族を理解し、支えること。もう1つは、一人でも多くの患者さんを早期発見・早期治療に導くため、検診の大切さを知ってもらうこと

新人「ほー……」

先輩「これって、私たち放射線技師の仕事にも関係してくるんだよ」

新人「……マンモグラフィー検査、ですか?」

先輩「正解。新人ちゃんも撮影してるよね。その時、『マンモグラフィー検査は痛いから受けたくない!』って、受診者から拒否されたことない?」

新人「あ、あります……何度も……」



先輩「私たち撮影者は、受診者の乳腺を広げながらお胸を圧迫して、より良いマンモグラフィーを読影医に提供しようとするけど。マンモグラフィー検査への抵抗感が強い受診者からしたら、なんで痛い思いしてまで撮らなきゃいけないの!って気持ちになってもおかしくないんだよ」

新人「正直、どちらの気持ちもわかりますよね…」

先輩「そういうとき『どうしてマンモグラフィー検査が必要なのか』『なぜお胸を圧迫する必要があるのか』……受診者の理解を得られる説明ができたら、放射線技師としてかっこいいと思わない?」

新人「めっちゃ思います!!」

先輩「撮影現場にいる私たちだからこそ、『一人でも多くの患者さんを早期発見・早期治療に導くため、検診の大切さを知ってもらうこと』を実践すべきだし、実践できるだけの知識を身に着けた放射線技師になりたいなあ、って。後輩が出来た私は、最近思うわけですよ……えへへ」

新人「先輩、かっこいいです…!」

先輩「だって、私はピンクリボンアドバイザーだからね!新人ちゃんも、興味あるなら調べてみるといいよ」

先輩「はい!また教えてくださいね、先輩!」


ピンクリボン(Pink ribbon)とは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーン、もしくはそのシンボル。日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約12人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされ、そのキャンペーンは年を増すごとに拡大している。

Wikipediaより引用


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