見出し画像

鮫島キバ様13歳の良さを言語化する試み

はじめに〜鮫島キバって誰だよ〜


平成史上最も面白かったテレビアニメのひとつ「爆釣バーハンター」に登場するライバルで、CVは斎賀みつきさんです。見た目よし声よし努力家のパーフェクト美少年であり、人生の暗黒期に何とか生き抜く力をくれた大好きな推しのひとりです。

続編にあたる爆釣ハンターズのアニメPV

や漫画の単行本にもちらっと出てきたので、ハンターズを追っている方は見たことがあるのではないでしょうか。
爆釣ハンターズの主人公であるブラックさんとの関係は、漫画の単行本2巻のおまけページで明かされています。

魅惑のサイガーボイスから出される思春期特有の無意識で無造作な色気と、隠しきれない感情を13歳という若さが押し出す、低音なのにまだ幼さが残った、大人になろうとして背伸びをしようとする、耳に残る低い声。
斎賀さんが出てるということをきっかけで見始めたので、そもそも声優さんが違ったら出会わなかったかもしれません。
ここからは特に声の良さが楽しめるシーンを書いていきます。

4話
息を飲む声を聞く度に斎賀さんでよかった、この人に担当してもらえて幸せだった、としみじみ思います。
ざっくり言うと父親に自分のやりたいことを阻まれてやるせない時に主人公に声をかけてもらうという流れなんですが、そこでかすかに顔を上げて息を飲む音が、本当に本当に好きです。喘鳴のような短く低い音だけで、彼の感情を感じさせるというのは本当にすごいことだなと思います。

23話
血を吐いた時の、「かはっ」という無防備な声。
23話は推しのメイン回のひとつでもあり、思い切り慟哭するように叫ぶ声もお兄ちゃんとしての声も気を張った中に滲みだした本音も、1話で全部堪能できる贅沢な回でもあります。
夜の病院で主人公と互いの矜恃の話をするシーンが、作中でも一二を争うくらい好きです。
斎賀さんの切羽詰まった時の息遣いの表現が好きです。

お顔

スクリーンショットを貼る訳にはいかないため、公式サイトのキャラ紹介のリンク

https://www.toei-anim.co.jp/tv/bbh/character/bakutsuridan.php

の公式リンクを貼っておきます

これはアニメディアのサイトに載ってる中では一番好きな推しです(改めて見ても不思議な格好をしている)

肩までの鮮やかな赤い髪と丸くて綺麗な紫の瞳、白くてほっそりした手足に少年らしい体のライン、大人と並ぶと意外と身長が低いところが好きです。爆釣はみんなキャラデザが良すぎて幸せです。


内面

13歳にして公式サイトの(シュワ次郎の)キャラクター紹介に「極悪」と書かれるほど手段を選ばず、ダーティなこともやってのけてしまう、しかしOPにも描かれた自信を感じさせる笑顔とシリアスな憂いを帯びた表情と相棒(?)のシュワ次郎に対する基本塩たまに軟化するくらいの振る舞いのおかげでどうしても目が離せなくて、気づいたら惹き込まれていました。
割れたガラス片のようなトゲトゲしさと、思春期特有の不安定な感情(これにはとある事情が絡んでいるのも大きいのかと思います)、赤雷のような鮮烈さと努力に裏打ちされた自信があるところと、すごく口が悪い(初メイン回で主人公のことを「クソガキ」呼ばわりします)ところと、守りたいもののために血を吐くような思いをしたり自らの身をすり減らしてまで挑むある種自己犠牲にも似たところがあるのが本当に好きです。

シュワ次郎

推しといつも行動を共にしているバーソウル(とてもざっくり言うとポ○モン的な人外)です。ちょっと生意気だけど健気で、頑張り屋さんで、主人(?)思いのとても偉くて可愛い子。
この子がいたから推しは途中で心が折れることなく、倒れるまでがむしゃらにもがき続けることが出来たんじゃないかなと思っています。推しを信じてくれてありがとう。
シュワ次郎を演じられた根本さんの、独特の高音から話される言葉の中に感じる思いやりとコミカルさがすごく好きでした。
シュワ次郎が「キバ様」呼びだったので私も彼にならってそう呼んでいます。

エピソード三選

最後に「声」の項目で挙げたエピソードを中心に、ネタバレを含まない程度のあらすじ解説と推しポイントを語っていこうと思います。

4話

主人公・トッタくんの父親であるトウマさんが残したメモを手がかりに、大物であるキンギョダムを求めて街を探し回る話。推しはメモを解析した部下の人にキレたりトッタくんが見つけたキンギョダムを横取りしたり父親にキレたりしていました。
この回の息をのむ声が本当にずーっと好きです。

11話

おじさん(サムネの人でトッタくんの叔父)の知り合いである漫画家の先生が描いた漫画に大物が…!?というお話。
シュワ次郎にデレるとてもレアなキバさまと作画のすごさと推しの行動を受けてのトッタくんのいいところがぜんぶ詰まった神回です。
好きなセリフは「おじさんがムダ毛剃ってなんか変わんの?(byトッタくん)」です

23話

推しの覚悟と強さと弱さとどうしようもなさと愛おしさと大人たちのまなざしのあたたかさ、公平さとトッタくんの善性と頼もしさとラスボス戦への期待がぎゅっと詰まった回です。
推しとトッタくんが夜の病院で会話するシーンの矜持と魂の話をしているところが永遠に好きで、あの夜から私はきっといまだに抜け出せていません。

最後に

いかがでしたでしょうか。ここまで2000文字ほど書いてきましたが、それでもきっと推しの良さを伝えられていないと思います。
今までもこれからも、推しの良さは言語化できないところにこそあって、そこに私は何度も勇気づけられたり狂ったりして、そうやってどうにか生きていくんだろうなと思います。
気になった方はご利用の配信サイトで「爆釣バーハンター」と検索して、推しのどうしようもないくらいのエゴと矜持とトッタくんのかっこよさとかわいさとかっこよさとシュワ次郎の優しさを浴びていただければ何よりも幸いでございます。