【続・合格体験記】北大数学科編入後の雑記

皆さまお久しぶりです。この記事を執筆している今日で入学から約2ヶ月が経ちました。この記事では単位認定の事や、入学してから新たに分かった編入試験のこと、ついて記しておこうと思います。
※この記事は最近増加している単位認定についての質問に答えるために作った記事です。願書の取り寄せも始まっているため取り急ぎこしらえました。推敲等もあまりしてないため読みにくいかと思われます。今後加筆修正を行いますので気が向いた時に確認していただければ幸いです。

単位認定について

まず、数学科編入生の単位事情について大まかに書きます。
北大の数学科では編入学をするとまず「全学教育科目」と呼ばれる一般教養科目46単位が一括で認定されます。そのため、編入生は
124(卒業に必要な単位数)-16(卒論)-46(全学教育科目)=62
で62単位を取得すれば卒業することができます。
この62単位に関しては専門科目というカテゴリーの中から選択必修科目などの要件を満たしながら取得する必要があります。
ここで、専門科目のうち前在籍校で同内容の講義の単位を取得している場合は全学教育科目の一括認定とは別に個別に専門科目の単位認定を申請することができます。


単位認定を希望する科目と、それに対応する前在籍校の科目の一覧表を作成し、前在籍校のシラバスを印刷して同封しました。
申請書は入学手続きの書類に同封されていましたが、私の場合、前在籍校でも数学科に所属していた関係で申請した科目数がかなり多かったのですが、北大から送られてきた申請書はあまり書く欄が多くなかったので、ワードでオリジナルのものを作成しました。

さて、ここからはみなさんお待ちかね(?)の単位認定の結果発表です。私は埼玉大学で取得した46単位を用いて北海道大学の専門科目39単位分を申請しました。提出したものの見本は最後に載せておきますので、単位申請の際に参考になればと思います。
結果は...

何と全勝
39単位が認定されました。おそらくこれは編入界隈ではかなり多い方かと思われます。(R4年の観測した中では1番多い)
正直なことを言うと「これ通るんか?」というダメ元も何個かありましたが、全て通りました。
というわけで私は62-39で23単位を2年間で取得すれば良いということになりました。余裕ですね。
私の主観ですが、かなり判定基準は甘いのではないかと思います。
また、私は入学手続きの書類に同封しましたが、入学直前になっても申請は行うことができるようです。ただ、詳しい期限などは把握しておりません。

編入試験について入学後に新たにわかったこと

私が実際に受けた北大数学科の編入試験について令和4年度入試の合格者の5人のうち入学した4人で試験について擦り合わせをした結果以下のことが見えて来ました。

・4人とも筆記試験は4問中3問完答、1問は部分点or白紙
・面接ではほとんど試験の内容は聞かれなかった
・予定時間を大幅に越えた面接をした(規定の1.5倍の30分)
・志望理由書に書いたことや、在籍している学校・学科によって聞かれることは変わる

筆記試験の出来がいい人を篩にかける試験だという私の去年の秋の時点での予想はほぼ正しかったようですね。
面接で筆記試験の内容について聞かれると言うのは一種の死亡フラグなのかもしれないですね...

近況(あとがきに代えて)

入学して2ヶ月が経ちましたが、本当に私を拾ってくれた北海道大学には感謝しかありません。一つ大学生活に区切りがついたことや、北海道の快適な気候のおかげで学業へのモチベーションも高まりました。
この時期の北海道大学では構内の豊かな自然と冷涼な気候の調和により至福の時を過ごすことができます。
この記事を書いている今日はポプラの綿毛がふわふわと宙を舞っていて、その幻想的な風景に天国と錯覚した程です。
また、夜10時に北大の牧場の香りと植物の香りを含んだひんやりとした風に当たりながら構内を通り自宅へ帰る時間が最近ではささやかな癒しとなっています。
心から編入して良かったと思い続けた2ヶ月間でした。

どこで宣伝しているわけでも無いこの記事に辿り着いたというのは、それだけ編入試験にかける思いがあるのだと拝察します。
そんなあなたがエルムに招かれることを遥かな地より祈っております。頑張ってください。

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