見合い

まあ、年頃になれば責められるように見合い話が持ち込まれるのは致し方ないと観念していた。

職場の先輩から義理絡みで見合いを頼まれ、日時が決まったら伝えると言われ数ヶ月が過ぎた。

なんとはなしにあれ、どうなったでしょうか?と聞くとなんだか旗色が悪い。

なんでも自分の知らぬ間に相手が視察に来ていたらしく、その話は立ち消えとなったのだと知る。

なにかしらの憤懣を感じながらも責めるべきはその相手であり、何よりその相手が実は某拳闘家の関係者だという事実に打ちのめされた。文字通りだよ、アッパーカット。

その相手に自分がどのように写り、見合う前に「御縁がなかったということで」ということになったのか。

容姿問題が最大の論点であろうことは悔しいが分かる。そこは責められない。

うーん、このモヤモヤとした感情。

いっそもうその某拳闘家と見合いをして雪辱を晴らしたらどうだろう。無理(ギャルピース)


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