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愛し愛される祝福の日

 『あなたが産まれた誕生日は、一年で一番愛すべき日なんだよ。』
2023年12月30日。SEVENTEENにたくさんお世話になった一年が終わる前に、愛おしいあなたへ想いを綴ろう。本稿ではJOSHUAのことをシュアさんと表記します。

 はじめましてはいつだっけ。ゴセ?スナシュのチッケム? 実を言うと、シュアさんに惹かれたきっかけは英語を話す姿でした。母国語ならではのフランクさというか、英語を話すシュアさんのトーンが好きなんだよね。エッジボイスっていうのかしら。私自身、十数年ほど英語に触れていたこともあってすっと身に沁みこむようなシュアさんの声が心地よく感じたんだと思う。
 声をきっかけにシュアさんにたどり着いた私。もちろんあの笑顔の虜にならないはずはなく。ぱっちりとした瞳。きゅるっとした口元。あなたは嫌がるかもしれないけれど、増せば増すほど愛おしくなる笑いジワ。そして、底抜けに明るくていつも穏やかな笑い声。ステージでもバラエティでもビハインドでもオフの時でも、笑顔を絶やさないシュアさんに夢中だった。過去投稿にも綴ったけれど、隣国とはいえ海を越えたアーティストに心酔しているなんて。数年前、少なくとも一年前の私は信じないだろうな。
 シュアさんと過ごして気づいたことがある。自分でも気づかないうちに、ユニゾンだろうがコーラスだろうが、シュアさんの声が一際特別に聴こえるようになった。気づくようになった瞬間、自分自身に驚きを隠せなかった。曲のユニゾンやコーラスはもちろん、ゴセのオープニングやエンディング曲でも直接耳に届く感覚。これぞ推しフィルターなのかもしれないけれど、13分の1を聴き当てるのってなかなか至難の業だと思う。複数ボーカルのバンドでもたまにどっち?となることもあったから。アンテナのように推しの声をキャッチできること、私にとってはすごく新鮮で心があたたかくなった出来事だった。

 『次にカムバしたタイミングでCARATになろう』 その想いを胸にFMLで私のCARAT生活が幕を開ける。今まで日本のバンド、とりわけ邦ロックばかりに触れてきた私にとって、全てが目まぐるしくきらきらしていた。コンセプトやビジュアルがドンピシャで好みだったから、全形態分アルバムを買っていた。以前から親しくしているK-POP好きの友人に驚かれたのを今でも覚えている。


2023/5/18 SEVENTEEN 2023 JAPAN FANMEETING 'LOVE' サウンドチェック 京セラドーム大阪

 SEVENTEENとの初対面(といって良いものか)は、『SEVENTEEN 2023 JAPAN FANMEETING 'LOVE'』京セラ2日目サウンドチェックだった。『15分間のリハーサルとはいえ、まだまだひよっこな自分が行って良いものか』と思う反面、『正式なライブとは言い切れないけれどこんなにも早くSEVENTEENに会えるなんて』と胸が高まった。CARAT棒を買う暇さえなかったし、ボードも見よう見まねでがむしゃらに作った。何もかもが新しい世界。音楽ライブ自体には何度か足を運んだことはあるけれど、会場に向かう途中で足がすくみかけたのは久々だった。
 迎えた当日。2023年5月18日。SEVENTEENに、シュアさんに初めて会う日と言っても過言ではない。今まで行ったどのライブよりも、開演前に動悸が止まらなかったことを覚えている。『あぁ、SEVENTEENにシュアさんに会えてしまう。』そんなことばかりを考えながら、アリーナで待機していた。ペンミだからなのかな。天井にプロジェクターか何かでペンミやグループのロゴが投影されていて。こんなにもわくわくする待機時間ってあるんだ、と目を輝かせていた。もちろんBGMはFMLの収録曲。ドームの音響に耳を慣らしつつ、始まるのを待った。
 15分で3曲。直接シュアさんからペンサをいただいたわけではないけれど、本当に充実した時間だった。

君は宇宙の果てに 絶え間なく届く光

SEVENTEEN Oh My! -Japanese ver.- 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

 初めてのSEVENTEENの現場で、大好きなオチョナの、シュアさんのパートを聴けて感無量だった。と同時に『まさしくシュアさんは 宇宙の果てに絶え間なく届く光』だと実感した。箒星のごとく颯爽と現れた瞬間、私を離そうとしない眩い光のような存在。それがシュアさんだから。リハの時点で本当にきらきらしていて、歌詞を体現しているような人だと思った。

 リハを終えてすっかりCARATととしての生活が板についてきたような気がした。音楽番組の投票、MV再生、毎週水曜夜9時が待ち遠しくなる。学生証とともにトレカを持ち歩き、CDショップに出向く度にセブチコーナーや展開をチェックしていたり。後述する内容と重なるところはあるんだけれど、トレカと一緒に日常を写真に残すようになった。アルバムの開封動画も何度か撮ったっけ。ベストアルバムが発売され、日本ツアーも決定。遠征するなら学生のうちだと腹をくくり、言霊botとして願掛けにも励んだのも懐かしい。


2023/9/6 SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN 東京ドーム

 この日を絶対に忘れることはないだろう。2023年9月6日。『SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN』。2023年下半期の集大成となるようなツアーの初日に参加した。
 まさか入れるなんて、日本ベストアルバムを引っさげたツアーの初日に。ソウルコンと構成やセトリは類似していたけれど、私にとってはむしろそれで良かった。なぜなら、CLAPのシュアさんパートとAnyoneを心の底から欲していたから。 ご存知の通りシュアさんは冒頭パートを任されることが多い。CLAPもAnyoneも。괜찮아 괜찮아 이런 일들 많잖아 (大丈夫 大丈夫 こんなことよくあるでしょ) CLAPのこの歌詞を生で聴くことを本当に心待ちにしていた。だって推しが歌う大丈夫(괜찮아)に勝るものはないでしょ(異論は大いに認めます)。ワルツかイルツかペンミでも良いから近いうちに聴ければ と淡い期待を抱いていた私、なんと本編2曲目に念願叶って実現する。掛け声さえも忘れ、叫んでいたせいでサビに突入するまでCLAPを披露していることに気づかなかった東京初日だった(以後の公演は金切り声でシュアさんパートの掛け声をしていました。) ちなみにAnyoneも同様の理由で冒頭のシュアさんパート部分で発狂していたため、サビに突入するまで現実を疑った(Anyone大好きbotの所以については過去投稿を参照)。
 ただ。今でもまだ脳裏をかすむことがある。どんな時でも笑顔を絶やすことのない人の涙を初めて見たこと。正直、ショックだったというか、衝撃でしかなかった。声を振り絞りながら日本語で気持ちを伝えようとする姿。スクリーン越しに映る頬を伝う涙の粒。それでも、笑おうとしながら言葉をひとつずつ紡いでくれたこと。メント終了後、気づいたらあなたの名前を呼んでいる自分がいた。 言葉は確かなものじゃない、全て嘘でも構わない。それでも。『あなたへの愛に一点の曇りなし』。心がそう叫んでいた。

2023/11/30・12/2・3 SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN バンテリンドームナゴヤ

 ツアー初日から3か月弱。幸運なことに、自名義で名古屋公演を全通することに。中でも機材席で入った初日、11月30日。あの光景は忘れることはないだろう、スタンド1階最前ドセンターでSEVENTEENとの再会を果たすのだから。 この目に焼き付けた最後のシュアさんは先述したような姿。どうしても忘れることが出来なくて少しだけうちわを持つ手が震えた。そんな不安を吹き飛ばすように、シュアさんのステージングに圧倒された自分がいた。
 ボカチステージでのPinwheel。数百メートル離れた先、私の直線上で歌うあなたの姿があった。

巡り巡って いつか君が
また僕のもとに来てくれれば
遠い未来で

SEVENTEEN Pinwheel -Japanese ver.- 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

 心から幸せそうに微笑む、笑うシュアさんが見たい。ぼんやりとした遠い未来が、こんなにも早く訪れるなんて。私の目線の先、まっすぐ先にこの歌詞を歌うシュアさんがいた。私、この瞬間をずっと待ちわびていたんだよ。大好きな音楽を奏でながら、優しい眼差しを向けるシュアさん。あたたかくて穏やかな歌声。ボカチを、シュアさんを包み込むように広がる光の海。涙なしでPinwheelを見終わることが、聴き終わることが出来なかった。『私にとって不幸を遠ざける存在がシュアさん』そう確信した瞬間だった。
 奇遇なことに名古屋2日目で、『不幸を遠ざけるような存在』と通ずるような言葉をシュアさんが話してくれた。

CARATの皆さんが僕を幸せにしてくれた分、
僕はCARATの皆さんの頼りになりたいです。
悲しい時は笑顔にしてあげて、幸せな時はもっと
幸せにしてあげます。今日の公演で嫌なことは
全部飛ばしましょう!!

 『不幸を遠ざけるようなアイドル』が私にとってシュアさん。その一方で私の最愛バンドであるBIGMAMAは『不幸を遠ざけるバンド』を掲げている。今ではシュアさんもBIGMAMAも、私を構成する不可欠な存在になっている。どうしても重なる部分があって、上手く言葉には出来ないのだけれど喜びがこみ上げてきた。
 名古屋オーラスでは腹の底から叫んだ甲斐もあってか、トロッコで一瞬シュアさんがこちらを向いてくださった気がする。うん、気がしたことにしておく。トロッコでドーム全体を眺める姿は本当に愛おしい。あの光の一部に慣れていることすら、たまに嬉しくなったりする。

2023/12/9・10 SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN 京セラドーム大阪

 私のFOLLOWコン、最後の地。大阪公演では自らSEVENTEENのシナモンだって言ってくれたよね。実のところ、サンリオはポム派なのだけれど、シナモンの良さに気づかされたのはシュアさんの影響が大きいのかも。最後の公演だから噛みしめながら望んだけれど、ポジティブな感想が一言二言くらいしか出てこない。むしろ、数ヶ月間をツアーを通して駆け抜けたことのありがたみというか…。言葉にすらならない想いを全て昇華したのが大阪公演だった。
 母国語の英語、本国の韓国語、活動拠点の一つである日本語。3ヶ国語もを丁寧に話してくれるシュアさん。私はショケだったり、まだ日本語に馴染みがなかったシュアさんにはリアルタイムで触れていないけれど、それでも言葉を紡ぎながら私たちに届けてくれること。本当にありがたいことだと思うし、以前まで触れていた英語が愛おしくなるようになった。

2023/12/11 SEVENTEENTH HEAVEN 個別お見送り会(JOSHUA) 神戸国際展示場

 大阪オーラスを終えて向かった先は神戸。そう、ついにシュアさんと間近で対面する日が到来した。当選通知を見た瞬間、無意識に画面に手を合わせていた。ネタ…というか作戦は準備万端。好きなバンドのキャラクターの名付け親になってもらおう!と、顧客(そのバンドのファンネーム)CARATと結託し、ぬいぐるみを抱えて臨んだ。

🌵『Name this character!!!(×2)』
🐰『Un-hun〜』(からの両手ハート)

 この世で一番だと言っても過言ではないシュアさんの相槌を聴けたので全てがもう良くなった。合格。はなまる。百点。拍手喝采。退室後にはなんだか晴れ晴れしかった。シュアさんが実在しているのをこの目で見届けたからなのかもしれない。ミッションコンプリートには程遠いけど。ただ、退出寸前に見た斜め45度からのシュアさんの記憶しかなかったけれど、画面からそのまま飛び出してきたようなのは確かだった(後日バイト先の更衣室の壁を見つめて悔し涙がこぼれそうになったのはここだけの話)。一人ひとりにあの笑顔を振りまいてくれるシュアさん。目線まで合わせてくれること。当たり前なのかもしれないけれど、シュアさんのあたたかさに直接触れられたようで誇らしくなった。


 どうしても大半が私とシュアさんとの現場記録になってしまう。でも、シュアさんと出会えて私の生活は大きく変わったことは確かだから許して欲しい。
 『0.1秒で飽きる毎日が 突然、輝き出したんだ』『ありふれた日常が急に輝きだした 心を奪われたあの日から』『君に会える可能性があるだけで 退屈そうにいつも迎えてた 明日が待ち遠しくなっている』
 シュアさんと出会った私を体現するような詞たち。お気持ちソング(推しへの気持ちを代弁してもらえるような曲)にも入るような曲から引用させていただいたのだけれど、本当にその詞通りなんだよな。いくつかエピソードも添えることにしよう。

 シュアさんは私をたくさんの場所に連れて行ってくれたね。バンドのライブでも遠征はしているけれど、初めて大阪、というか関西にまで遠征したのはLOVEのペンミ。しかも、半年後にFOLLOWコンでも訪れているという事実にはびっくり。 オフイベが開催された神戸も自分ひとりで向かうのは初めて(中学の修学旅行ぶりだっけな)。近いうちに一度は行ってみたい街へ、シュアさんに連れてきてもらえたようで。三宮を歩きまわりながら胸が高鳴った。海も山も近くにあって、ちょうど紅葉がきれいだったなあ。クラシカルで洗練された雰囲気の神戸にシュアさんらしさを感じた。
 ドームなんて入る機会はまだまだ先かと思っていた。それこそ、バンドのライブくらいかな なんて思っていたのに。今までアリーナクラスの会場(DREAMお見送り会名古屋会場のポートメッセなごや3号館とか)でのフェスには行ったことはあるけど、それよりも遥かに広くて大きい会場に行くなんて。1年前の私は考えもしないだろう。アリーナ、スタンド、機材席、注釈席、ステージサイド席。色々な場所からSEVENTEENを、シュアさんを見られたこと。この一年で自分の身に起こったなんて、まだ少し信じられなかったりする。
 元々備わっていたフットワークの軽さに拍車をかけてくれたのはシュアさんのおかげかも、なんてね。物心ついた頃から、街を歩くのが好きだった私。新しさを感じるのはもちろん、どこか懐かしさを感じるから。シュアさんが連れて行ってくれた街もそう。もう一度訪れることが出来るのならどんな思い出を残そうか。

 シュアさんは私に新しい自分を見せてくれたね。誰かのためにおしゃれをするのってこんなにも楽しかったんだ、しかも巡り巡って自分まで楽しくなってるなんて。
 イルツグッズのシュアさんのビジュと揃えようと赤髪にした。イルツ後半戦でもある名阪公演には、生まれて初めて根元から毛先まで赤髪にした。普段付けることのないカラコンにも挑戦した。『お見送り会なんて推しとのデートみたいなもんじゃん』との一声に背中を押されて、ずっと憧れていたお店で参戦服を購入した。大切な友達から誕生日プレゼントにGIVENCHYの香水をもらった。人生初香水を手に取った数日後、シュアさんがGIVENCHYのアンバサダーに就任した。
 普段からそこまで自分のことに気をかけてこなかった私。そんな私の背中を押してくれたのがシュアさんだった。今までの自分にはなかったものを手に入れた、というか身につけたときめき。自己肯定感は自分で上げるものではなく、誰かに上げてもらうのも良いかもね。世間一般からしたらすごく単純なことかもしれないけれど、私にとっては一つ一つが劇的な変化だった。新しい私で迎える日常は、より一層輝いて見えるもの。

 シュアさんは私にたくさんの思い出をくれたね。そこまで写真を撮ろうとしなかった私。それゆえ、撮ったは良いもののブレた写真ばかり。写真を撮ることさえ後ろめたくなりつつあった。
 シュアさんのトレカやアクスタを持ち歩いて、少しは撮影技術が上達したような気がする。確実に手ブレ写真が減った。たくさんの思い出を映したもんね。行った場所、見た景色、食べたもの、季節を彩る花々。カメラロールには似たような写真が並ぶけど、一枚一枚が愛おしくて中々整理が出来ていないのはここだけの話。自分が見た景色だったり、過ごした瞬間を思い出にしてくれてありがとう。

 シュアさん。身近な人以外で、こんなにも幸せを願う人。あなたが初めてだよ。あなたはどんなかたちの幸せを思い描いているのかは分からないけれど、とにかく幸せでいてほしい。美味しいものを食べて、素敵な夢を見て、心から笑える瞬間が増えてほしい。一番の望みは、どうかシュアさんから不幸を遠ざけてほしい。私から不幸を遠ざけてもらった分、シュアさんにはいつまでも幸せでいてほしい。

 2023年は兎年。そんな私の一年を輝かせてくれたSEVENTEENのうさぎさん。先輩ドルとしての立ち位置が相応しいあなたに今年ようやく出会えたこと。何かしらの縁を感じさせてくれないかな。終わりゆく2023年、そして新たに年を重ねるシュアさんに愛をこめて。

 今日 12月30日が 一年で一番
『愛し愛される祝福の日』でありますように
私たちCARATはあなたを
世界で17番目に幸せにしてみせるよ


My love, today is the dearest day of year.
We at CARAT will make you 
the 17th happiest person in the world

사랑하는 조슈아, 오늘은 일 년 중 가장 멋진 날이야.
캐럿의 우리가 당신을
세상에서 열일곱 번째로 행복한 사람으로 만들어 줄게💎



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