何者かになれると思っていた

私は「何者か」になれると思っていた。

物心ついた時から、割とやればできる子だった。私もそれに気づいていて、今考えると自分に自信があったように思う。だからいつか誰かの目に留まって何か大きいことをするのではないかと単純に思っていた。そこに根拠は特にない。

好きなことをして、注目されたり、褒めてもらえる場面は多くあった。でもそこまで。「なぜ選ばれないんだろう」「私を見つけてもらえないんだろう」とずっともやもやしていた。

答えは簡単。選ばれに行かなかったから。

自分が頑張って何かをしていれば、誰かから声がかかって良い方に連れて行ってくれるに違いないと本当に思っていた。

何かに夢中になるたび、そのスキルが上がるたび、その道のプロになりたいと思っていても自分で行動して先を掴もうとはしなかった。
挑戦して失敗して傷つくのが怖かったのだと思う。だからアマチュア程度のぬるま湯が心地よかったのだ。だから声がかかるのを待っていたのだ。

なぜ今改めて過去の自分を振り返っているかというと、
「THEFIRST」というオーディション番組を見たからだ。

オーディションに挑戦をしていた彼らは、自分の好きを諦めなかった。
見つけて欲しいと待っているのではなく、見つけられるために挑戦をしたのだ。

私もこんな風に挑戦していたら人生変わっていたのかな

彼らの活躍を見るたびに眩しくて、できなかった自分にちょっと胸が痛む。

私が叶えようとしなかった多くの夢を、彼らの活躍の先に重ねて
これからも応援していこう。

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