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明石のタイラバで1匹を釣る方法

明石と言えば鯛が有名ですが、そんなに簡単に釣れるのかと言えば、タイラバに関してはかなり厳しい場所なのではないでしょうか。(他でやったことないので知らんけど🙄)
自分もタイラバ始めたころは、3回乗船して1匹取れれば良いほうで、アタリすらないまま終了ということも多々ありました。
じゃあ、魚が居らんのじゃないかというと、そういうわけでもなく、釣る人は複数匹🎣🎣🎣釣るんですよね。
あまりに悔しいので、釣れてる人のマネしたり、釣行後に話聞かせてもらって自分なりに取り入れていくことで、最近はコンスタントに釣れるようになってきました。

自分もまだまだ修行中ですが、以前の自分のようにアタリも出せずに「タイラバつまんね」って思う人が少しでも減れば良いなと、ここに1匹を釣るヒント書いておきます。
かならず釣れるようになるとは言えませんが、今の自分のやり方と比べてみると、何か見えて👀くるかも。
ちなみに、何回か初心者連れて行きましたが、ほぼボーズなしで釣ってもらってます。(そして釣りの沼に・・・😈)

最後に、ここに書いているのはあくまで初心者が1匹を釣る方法なので、ガチで竿頭を狙いに行くような人はスルーしてくださいね。(というか、どうやったらたくさん釣れるのか教えてください🙏)


場所

明石海峡付近(明石港から出船した場合、遠くて40分、近いと3分)でポイントは遊漁船の船長次第なので、おまかせでOKです。
複数の釣り船が出ていますが、だいたい同じような所でやっている感じですね。
ただ、流す筋や流し方はそれぞれなので、自分と船長の相性が合う・合わないはあるかもしれません。
釣り座に関しては、チャーターでもしない限り自分の望み通りになるかは運次第なので、日頃の行いを良くしておきましょう😄
潮上有利ではありますが、竿頭を狙うのでなければ、そんなに気にすることはないです。(1匹釣るだけなら、正直どこでも大丈夫)

時期

これが一番重要かもしません。
最近は冬でも暖かいので基本的に年中釣れるのですが、6月の梅雨入り頃から10月中旬までが活性も高く釣りやすい(釣れやすい)です。
冬の海苔パターンや春先のノッコミもハマれば釣りやすいのですが、そのパターンに入っていなかった場合かなり苦戦することになります。

潮周りは、大潮は流れだすと底取りもままならなくなるので、潮止まり前後が狙い目。小潮、長潮は逆に潮が動かないと活性も上がらないので、チャンスタイムが限られます。
個人的には、海峡筋の最速潮流が4ノットくらいの中潮(大潮後の中潮)がやりやすいと感じています。

天気は曇りや雨よりも晴れている方が活性は上がりやすい気がします。
(ベストシーズンは快晴だと人間の方がバテて😵しまいますが・・・)

タックル

魚から近い順に重要と言いますので、その順で説明します。

フック

小針&細軸の2本針です。
がまかつで言うと、サーベルポイントファインマスター、または桜幻スーパークイックのSSSサイズ。

ハリスはシーブレイド(昔のシーハンター)赤の8号が絡みも少なく扱いやすい。

チモトからループの結び目までは25~30mmにしています。これよりあまりに長いと、アタっても乗らないことが多くなります。
フックは自分で結ぶので、市販品でコレというのが示せないのですが、全体像はこんな感じ。

フックセッティング

数少ないチャンスを確実に取っていくため、根掛かりした時は、針先が無事そうでも躊躇なく交換してください。前回の釣行で使用した針も(魚掛けてなくても)NGです。
なので、1回の釣行で3~4セット用意しておいた方が良いです。

ネクタイ

各社からいろいろ出ているので、自分の好みで選べばよいと思いますが、魚に気付いてもらうために厚めでアピール強めのネクタイをオススメします。

ビッグネクタイも活性が高い時には有効ですが、心理的ハードルが高い人は無理して使う必要はないです。(自分が「これなら釣れる」と信じられることが一番重要👆)

カラーに関してはオレンジゼブラと蛍光オレンジ、蛍光じゃないオレンジがあれば十分です。確かに赤やチャート系がハマる時もありますが、明石に限って言えば、どのような状況でもオレンジ系が一番安定して釣れます。あれこれ迷うくらいなら、オレンジゼブラでやり通すくらいでもOKです。

スカート

明石はスカート無しです。
(別にそういうルールがあるわけではありませんが)

ヘッド(鯛玉オモリ)

ここもこだわる人が多いので迂闊なこと言えませんが、あえて言います。
タングステンの60gと80gだけでOK(あと、オマモリとして鉛の30号(120g))
確かに、シャローでは40gくらいでちょうどいい時もありますし、鉛でフォールスピードを落としたりとか諸々テクニック(小技)はありますが、そこを突き詰めるのはコンスタントに1匹は釣れるようになってからで良いです。
基本はタングステンの60gを使っておいて、底取りが難しいと思ったら80gに変えればOK。
潮が速くて80gでも底が取りにくいようなら、鉛の30号です。そのような状況では魚は底べったりなので、確実に底を攻めないとダメですし、根掛かりも増えるので、タングステンはもったいない。(お金持ちの方はタングステンの100gでどうぞ)

ヘッドの形状はベーシックな丸型で良いです。特にこだわりはありません。

ヘッドカラーもいろいろ悩むようなら無塗装でいいです。十分釣れますし、なにより一番安い😛

リーダー&メインライン

リーダーはフロロかナイロンの2~3号を2ヒロ、メインラインはPEの0.6~0.8号にします。
一番潮の影響を受ける場所なので、できるだけ細くします。
たまにメジロ(ブリの手前)が喰ってきたりしますが、タイラバロッドは基本的に柔らかいので、PE0.8号でも切られることなく十分上がってきます。(0.6号でメジロはちょっと厳しいかも。でも鯛の70cmは問題なし。)

ロッド

タイラバ用と謳われているロッドならだいたい大丈夫だと思います。30号負荷の船竿(6:4~7:3調子)でも出来ますが、(タイラバ用でも)柔らかすぎると底取りが難しくなります。
ガイドの素材やらガイド数やらは(市販品をちゃんとメンテして使っていれば)釣果にはほとんど影響しません。(釣り心地や安心感やらのメンタル面では影響しているかもしれませんが)

リール

明石で釣れる鯛はアベレージサイズが30~40cmクラスなので、メーカー品であれば、廉価品でも十分。(釣り心地や安心感・・以下略😄)

ベイトかスピニングかですが、基本的にはベイトでOKです。
スピニングで広範囲を探ることが有効な場合もありますが、ベイトで底取り回数を増やす方が確実です。

ハイギア(HG)かローギア(PG)かも、こだわる人は多いのですが、自分が両方試してみた結果では、そこまで釣果に影響しているようには感じられませんでした。
(仕掛けの回収の速さから、最近はハイギア使ってます)

釣り方

「着底、即巻き上げ」
基本はこれだけです。が、このが結構難しい。
着底がボケてわかりにくくなるのが原因なので、タックルの項で示した通り仕掛けはできるだけ細く・シンプルにして、フォール中もサミングして常に集中です。
また、を意識しすぎるあまり、巻き上げが急になりすぎて、竿先がピョンと跳ねるようになるのはNGです。
スっと落ちて、スっと上がるのが理想ですが、ジワっと上げるくらいの意識でも良いです。

巻き上げスピードは50cm/秒(PGでハンドル1回転/秒)を基準に、速くしたり、遅くしたりします。
ただ、夏場は気持ち速く巻いた方が良いです。

最後に、巻き上げる高さですが、ここが多分、釣れる人/釣れない人の大きな境になっていると思われます。
巻き上げる高さは3mです。
たとえ船長が「5mまで魚がいる」と言っても、3mです。
PGならハンドル6回転、HGなら4回転で十分です。
(もちろんアタリが出ている場合は、針掛かりするか逃げられるまで、そのまま巻き続けてください)
なにより底取り回数を増やすことが、1匹を釣るための最重要事項です。

もし、この記事を読んで、タイラバで鯛が釣れるようになったら、コーヒー一杯おごってもらえる(サポートして頂ける)と嬉しいです☕

おまけ

書いている内容に嘘がないか、実釣して確かめてきました。
2024/7/15 長潮 曇り時々雨
潮と天候はあまり良くありませんでしたが、鯛1匹とチャリコ2匹釣れました。(チャリコは弱ってリリースできなかったものだけ持ち帰り)

嘘じゃないよ

ちょっと役に立ったなって思ったら、コーヒー一杯おごってください☕