メモを取らない若者とメモを取りすぎる私達

パートを始めてびっくりしたことがある。

「学生はメモを取らない」
「何度も聴いてくる。」もしくは
「確認せずに勝手に間違ったことをやる」

この3つのパートさん達のクレームがとても多いということ。
全員が全員そうではないだろうし
もちろんメモを取る学生さんもいるだろう。

でも、割合からすると圧倒的に多いのだ。
メモを取らない学生さん。
メモをとってと言われて渋々とる学生さんが。

昭和なのか氷河期就職時代を超えてきた私達からすると、
「真剣に仕事に取り組んでます」アピールでもある
「メモを取る」ということをしない若者は、
「ほんとに聴いてるの?やる気あるの?」となりやすい。

じゃぁ、メモを取らないでどうするか?
中には、動画を撮る子がいたり、
メモを取らないけど見たまま覚えられる子もいる。
(さすが若者!私も昔はそうだったかも・・)

弁解しておくが、ものすごく仕事ができる子もいる。
そういう子は、教えなくてもよくまわりをみて
勝手に学習してる。すでに予習してるようなものだ。

だから教えたときになんとなくの流れはわかっていて、
細かい点を質問してきたり、こんな場合はどうしますか?など
さらに上の質問をしてくる。

1教えれば10できる。
そんな子も稀にいる。

でも一番多いのは、
「わからなければ聞けばいい」と思っているか、
「やってみて怒られなければ聴かなくても大丈夫」という考えのような気がする。(学生さん・・違ってたらすみません。そんな風に見えるのです。)

もちろん、学生さんももしかしたら「アルバイト」じゃなくて
社会人になったら違うのかもしれない。
だけども、上司になってしまった私達世代の「最近の新入社員」の話を
聴くとそんなに簡単には切り替われないもんなんだなと思う。

「学生の子ってメモ取らないんだけど・・メモって取らない?」と
小学生の娘に聴いたことがある。
「うーん。話を聞きながらメモを取るってあんまりないかも」
「そのまま聴いたまま覚えたり、ipadにすでにある資料にマークすることはあるけど」

そうなのだ。
もうメモを取る文化は、知らないうちに廃れてしまってるのだ。
娘が社会人になる頃にはメモを取らない社会人のほうが
多いかもしれない。

だけども今は、昭和・平成前半生まれがメインの社会なのだ。

では今、新社会人になった皆さんはどうしたらいいのか?
先輩、上司を味方につけるためには、おそらく反対のことをすればいい。
と私は思う。

「メモを取り(取ってるふりでもいいので姿勢をみせる)、メモを見ながらわからない事は確認する」
「先走って勝手にやらない。こういう風にやってみていいか確認する」
「1度聴いたことをまた聴くときは、前に教わったことですがわからなくなって・・。や、また質問してすみませんと言ってから質問する」

これだけで、大分温度差は埋まるんじゃないかなと。

・・そう言いながら、とにかくメモしないと忘れてしまう。
メモを見ながらじゃないとなかなか覚えられない年頃になってしまった私は、もう少し学生さんのように「メモを取らなくても覚える」ができたり、

「今忙しそうかな・・」など、相手の様子を伺ってばかりいないで質問できたらいいなと思う今日このごろである。

#仕事のコツ

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