小さな頃好きだったものが基盤になる。

幼稚園のころ、記憶を辿れば絵ばかり描いてました。お姫様の絵。そして塗り絵。

小学生は、クッキングパパとガラスの仮面をお小遣いを貯めて買ってました。
雨の日、駅まで傘を持って父を迎えにいくと、帰りに本屋さんに寄って好きな漫画を1冊買ってくれました。

歌を歌いたくて、カセットテープにテレビの歌謡番組を録音しては、歌詞を書きとっていました。

中学生、夜、誰も起きていない時間になると、コタツでいつも漫画を描いてました。(とにかく眼鏡で地味な子が眼鏡とるとめちゃくちゃかわいいみたいなシーンを描くのが好きでした。)

まだ自分でお金を稼いでなかった頃、
私の楽しみは絵を描くことと、歌を覚えて歌うことでした。

20代、色んなことをして遊びました。
たくさんカラオケで歌いました。
ギターもがんばったけど、うまくなりせんでした。

絵は少しだけ仕事をして、
好きを仕事にする難しさを知りました。
絵を描くのが怖くなりました。

30代、とにかく子育てに追われて休むので精一杯でした。

そして、40代。
少しずつ時間ができたこと。心が回復してきたこと。そんな時にやりたいなぁと思ったのが、水彩画です。

きっかけは、娘でした。
とにかく一心不乱にいれいすのイラストを描いている娘と、自分が重なったのです。

1度、趣味を仕事にして辛くなって、絵を見ることも描くこともしなくなって、

ずっとずっと心にしまって忘れかけていた絵を描く楽しさを娘を通じて浴びました。

今年、パートの休みが火金になって、
金曜日は趣味に使ってみようと月に2回ほどの手ぶらで学べる水彩画教室に申し込みました。

…ものすごく気分が落ち込んでしまっている期間は、生きているのがやっとです。
息を吸うのもやっと。

そんなときは、何をみても、何をしても心が動きません。不安なことばかり考えて、つらくてつらくて、眠れなくなって。

そんなときは、ただじっとして、
とにかく息を吸ってください。


日常生活があたり前になってきたら、
小さい頃に好きだったものを思い出すのも
いいかもしれません。

それは、あやとりだったり、
折り紙だったり、スーパーファミコンだったり、
縄跳びだったり。家にあるもので何か作ることだったり。

それが、心を回復させる穏やかな要素になると思います。

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