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全て

SNSのアカウントを、noteの投稿を衝動的に消しそうになる夜もある


ギラギラとした忙しく生ぬるく生気に満ち溢れた汚い街が、大嫌いだ。大嫌いなのだ。
大嫌いな街が私のことを急かしてくるんだ

毎日たくさんの薬を飲むのも疲れた。
私はたったの小さい錠剤と粉薬で日々生かされているのだと思うと馬鹿げた話だと思った。

何もかもがパクリだ。
誰かしらは誰かしらのパクリだ。

世界中の全員に優しくできる人など存在しない。

人間は結局自分がかわいいんだ
誰かの正義は誰かにとっての悪なんだ

この世に正解などない
表に立っているというだけのただの一人の人間に正しさを求めるな

誰か正解教えてよ
数学みたいに答えがひとつになるのなら私、頑張って解くからさ


フリフリの衣装を着て汚い街の小さいライブハウスのステージに立ったら見つかると思ったんだ
大きくなることなど、とっくに諦めていたんだ
今日も明日も私は生あたたかい電車に揺られながら1番大嫌いな街を歩いた


歩いて、歩くのが遅い人達の人混みを抜けてぶつかって、歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて

歩いた先に何かがあるのだろうか。



小学生のころ夢見てた
東京に行けば何かがあると。
モデルやアイドルになって、その先に何かがあると思っていた。


原宿の竹下通りにすべてがあると。


どこにあるのかな
私が夢みたものはどこにあるんだろう


どこにもなかったんだ
そんなもの、どこにもないんだ




なかったんだ