4/23 メトロポリタン美術館展

4/23
  軽いグレージュのバンドカラーブラウスに、ブラウンのキャミワンピースを合わせる。膨らんだあとに手首できゅっと締まる袖と、足元でスリットが入って軽やかな裾が可愛い。肩までの髪をひとつに纏めて、レースを模したゴールドのポニーフックを刺す。ピアスはワイヤーの先で白いチューリップの花が揺れるものを付けた。アイメイクはテラコッタでまとめる。白いキャンパス地のハンドバッグを持って、茶色い革のフラットシューズを履く。
  今日はおでかけをします!

  新国立美術館 で開催中の「メトロポリタン美術館展-西洋絵画の500年-」に行った。人が沢山だった。ルネサンスからポスト印象派までのおよそ500年を辿っていく構成で、名前を聞いたことがある画家の絵画がたくさん展示されていた。バロック、ロココ、印象派…と段々に様式が変化してい様子がわかって、進むのが楽しかった。1枚1枚もボリューミーで、ワンフロアにも関わらず満足感の高い展覧会だった。時間があればもっと滞在していたかった。
  一番感動したのは、ジャン=レオン・ジェロームの《ピュグマリオンとガラテア》(1890)。西洋美術史の授業で扱われた中でもよく印象に残っていた作品だったので、実物を目の当たりにできた嬉しさでにやりとした。題材は、自分が彫った乙女像に恋をしたピュグマリオンが、女神ヴィーナスに願いを叶えてもらうというギリシャ神話。人間になった乙女像…ガラテアとピュグマリオンとが口づけをしている場面が描かれる。物語を踏まえて見ると、BGMのひとつやふたつが脳内に流れ出してくる。そうでなくても、ガラテアの美しい肌と劇的なポージングが目を惹く作品だった。
  美術史を学んで2年、少しずつ勉強しているつもりだったけれど、今日は学びの実感を得た。ただ見るだけでも楽しいけれど、少しでも知識を持って見るともっと楽しくなる。

《ピュグマリオンとガラテア》
ジャン=レオン・ジェローム
1890, 油彩, キャンバス, 88.9×68.6 cm
メトロポリタン美術館


  椿屋珈琲に行って、コーヒーフロートを頂いた。コーヒーフロートって初めて飲んだな。喫茶店に行くとついクリームソーダを頼んでしまうことが多くて、なかなか目に入っていなかった。しかし美味しい。コーヒーの苦味にソフトクリームの柔らかい甘みと冷たさが合わさって絶妙なハーモニーになっている。
  うろ覚えの小説の、コーヒーフロートとアップルパイで仲直りをする夫婦の話を思い出す。あれも素敵な話だったと思う。

  歩き疲れた。目に入った無印良品でジャスミンティーを買ったら、90円だった。安い!

  Nintendo Switchを買った!
  これは10年振りに我が家に迎え入れる新しいゲーム機となる。我が家、誰もゲームに凝る人がいないので仕方ない。Wii以来、最新機種がようやく塗り替えられた。
今更になって買った理由の半分は思いつきで、もう半分はマリオカートである。一度だけ友達の家で遊んだ以来、その思い出を種として、YouTubeでプレイ動画を観たりして、やってみたいなぁ、手元に欲しいなぁという思いを培ってきたのだった。アソビ大全もやりたい。年に一度か二度、姉とゲーム大会をすることがあるのだ。姉と出来たら楽しい。
  日頃、プロジェクトセカイとマインスイーパしかゲームをやらない。アクションゲームのセンスは皆無、レースゲームも経験がほぼ無い。続くものといえば専らリズムゲームとパズルゲームなので、マリオカートも続くかどうか、というのが購入に踏み切れない懸念点であった。しかし、マリオカートへの想いを抱いて4年、もう買ってもいいだろ!!と思ったので買った。
  明日存分に遊ぼうと思う。

  夜ご飯の肉じゃがが美味しかった。母よ、こんな暑い日に肉じゃがかぁ、と内心で思いながら食べると、じゃがいもがほくほく、豚肉はジューシーに、玉ねぎはとろけるほどしっかり煮込まれていて満たされる味だったのです。暖かくなってきたので、彩りのさやえんどうも入っていた。母の作る和食の味がすごく好きなのに、いつも目分量で作られているせいでレシピがない。再現できなくてとても困るのでどうにかしてほしい!

  暑い日々、足の倦怠感が半端ではありません。たくさん水分を取って健康に生きたいものです。明日は雨らしいから、少し涼しくなるといいな。
  静かな夜が訪れますよう。

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