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*クロユリ*の花言葉【リアル恋愛&女生エッセイ】9月終了

2023年1月よりスタートの定期マガジンです(月4回)詳細はマガジン内の紹介記事▶︎▶︎https://note.com/sea_lily/n/nae6087c4d073(無料)をご…
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2023年4月の記事一覧

◆作品解説:「№ 444. -心歌-」の真実 〜幸福と不幸の紙一重〜

ふと、時計を見た時に「4:44」 これを不気味だなと感じた経験はありますか。 わたしは「4」という数字が好きでした。 好きにならざるを得なかった、というのが正しいのかもしれません。 自分の生まれ(月)を否定することになるからです。 ▼4へのこだわりをテーマにした小説も描いております。 4=死 と連想し忌み数と見なされていることから マンションやホテルの部屋番号等で「4」の付く部屋が飛ばされているケースもあるでしょう。恐怖話やホラー映画でも4という数字で不気味さを関連づけ

◆艶色のコーディネイト #1

お気に入りのハンドバッグと 水色の大きな紙袋を片腕ずつに提げて 足早に駅地下道へ続く階段を駆け降りる その足元見て心が高鳴った ローズピンク色のジュエルナローズのバッグは 日々疲れの顔ぐすみを飛ばしてくれたし 軽く毛先を巻いてハーフアップにしたヘアスタイルは 先日ピンクブラウンにカラーリングを終えたばかりで 肩上でくるくると跳ね踊っている 午前中に寄った駅ビル内のネイルサロンでは コーディネイトに合わせてコーラルピンクのグラデーションに仕上げてもらえた 派手すぎない

◆セミヌード撮影体験記② 〜魅力ある作品とは魅力ある人物から生み出される〜

たくさんの感謝や温かさより たった一言の怨嗟や冷徹さに 心奪われ、身悶えしては 生きてる吐息を実感するの あなたの心なんて知りたくもないのだから わたしにわたしの意味なんて 聞かないでよ *** 目眩くほどの一期一会に喉が詰まるような異物感を得ながら、一方的に飛ばされる愛を掴むことも避けることもできないままに、シャボン玉が弾けるように額にぶつかっては消えていく、奇妙な出逢いを繰り返しています。 多勢に理解されることが栄誉なのか 利他的な愛を受け取り続けるのが幸福なのか

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◆セミヌード撮影体験記① 〜わたしはわたしのコレクション〜

新しい出会いと別れの弥生《夜酔い》 一度《一同》散り落ちた桜の花はまるで 二度《再び》戻らないゆらめく蜃気楼 三度《見た日》咲いた世界を知ったからこそ 四度《四帆》広げ握りしめた熱い手は 五度《今度》こそ心地良い *** 今年の桜はご覧になりましたでしょうか。 見事に咲き誇る薄桃色がわずかに薄雲残る青空に美しく映えていましたね。 惑う年に見た桜は、つかめぬ海市で虚に靄がかかり、なんとも心をざわつかせる存在でした。年を重ねる度、より彩鮮やかに、より細密にたくまし

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