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心理師が弱ったはなし

心理師のseaです、こんにちは。大寒波が来て、わたしの住む地域ではそこまで被害なく済みましたが、朝起きたら、無印良品のホホバオイルが凍結していました。室内で。そしていつの間にか溶けていたのが今日のハイライトです。

さて、わたしは10年程心理職として勤務していた身です。中学生頃から心理の仕事に興味を持ち、大学も心理学を専攻していました。なりたい職業もあったけれど、それはわたしには難しく、別の道を選ぶことになったのが10年前。憧れの心理職ではあったものの、やりがいも無く、ひたすら忙殺される日々を送っておりました。
10年も経つと、後輩ができ、よく言えば任される仕事が増えていくのが当然のポジション。そして、訪れる、厄年
信じられないくらいに厄年でした。この厄年が、結果的にわたしが退職をするきっかけにもなっていたと思います。もちろん、厄年=悪いことが起きる、ではないとは思っていましたし、変化がある年だから、と変に落ち込まないように過ごしていました。ただ、あやかれるならば、と、お祓いなんかもきちんと行きました。万札を握りしめて。
それでも避けきれないあれやこれや、そして不調を来す我が身。夜は眠れず、食欲もなく、仕事は事務作業中は表情が無になり、あれよあれよと地の底に落ちていく感覚は覚えています。心理師として振る舞えなくなったとき、わたしは退職を願い出ました。このまま残っていては、本当に再起不能になることが、心理師だからこそわかってしまっていたんですね。
上司達も、『仕事がつらい』程度であれば、もっと強く引き留めたと思います。ただ、その時のわたしには辞めるに値する相当な理由があって、そっとその職場から立ち去りました。辞めてからの数ヶ月は、『元気』と『落ち込み』を繰り返し、波が過ぎるのを待ち、食べたいものを食べ、寝たい時に眠る生活を送っていました。
そうこうして過ごしていると、ゆるやかに元のわたしに戻る感覚があり、それなら今の感情も過去の感情も引っくるめて残しておこう、と思い立ち、noteに書き連ねることに決めました。

凍ってしまっても、元に戻るものよねえ、と今朝のオイルを見て振り返っていたのでした。

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