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「みんなのもの」になる

先週は、本当に目まぐるしい1週間。11月のイベントに向けたインタビュー@四日市から始まり、役場での横断型プロジェクトのキックオフ、今年初めて開催する短編映画祭の企画詰めやスポンサーとの調整、県庁事業へのプロポーザル参加、委託事業として実施予定の国の事業の調整、立教大学での最終講義、県立大学の場づくり、、、、いろいろが重なった1週間だったけれども、なんとかやりきれた感じもあるし、まだまだ終わっていないことも多く、今週もまた山が続きそうな状況です。

そんな1週間を駆け抜け、この3連休には、毎年の小布施恒例イベント「小布施見にマラソン」があった。記録的な猛暑の中でもなんとか開催され、約8000人のランナーが、わずか20㎢しかない町内を巡った。

ここ数年は、見にマラソンに合わせて旧友やその友人たちが我が家に集まり、一緒にこのイベントを楽しむことが定例化している。前夜祭でバーベキューをし、マラソン当日は、走る人も走らない人もそれぞれの楽しみ方でこの一大イベントに参加する。マラソンのあとは無理に予定を詰め込まずに近隣のワイナリーでだらだら過ごす。

2、3日しか一緒に過ごさないのに、この近辺で一緒に時間を過ごした人とは、週末が終わる頃にはどことなく家族的なつながりができている。見にマラソンは、そんな不思議な時間を僕らに提供してくれる。

いつも運営側で企画に携わることが多い自分にとっては、すでに15年以上の歴史があり、地域に根ざしたものになっている見にマラソンは、一参加者として心置きなく小布施の素晴らしさに触れることができる、とても貴重な時間でもある。

個人的にこのマラソンで好きなところは、この町の人が、それぞれの好きなこと、できることで、このイベントに参加しているということ。コースの沿道沿いには、約1キロに1箇所ずつ設置されている公式エイド以外に、町民が勝手連的に企画し提供する「非公式エイド」が数多く存在する。自分の得意分野や、日々楽しみながら活動していることを、町内にいながらにして多くの人に披露できる機会があるのは、とても素晴らしいことだと思う。そういう意味で見にマラソンは、「誰か」の手からはとっくに離れて、「みんなのもの」になっているイベントなのだろう。今年の大会動画からも、その魅力が素直に伝わってくる。ぜひ、見て欲しいなぁ。

果たして来年のこの時間を、僕は誰とどう過ごしているのだろうか。この1年間はどんな1年を過ごして、同じ季節を迎えているのだろうか。1年前の写真を振り返りつつ、そんなことも考えてみたりもしている。

#小布施見にマラソン

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