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海外(オランダ)移住のための渡航前準備

こちらの情報の多くは2020年4月時点の情報になります。
渡航前の参考としては古いものも多く、最新情報はご自身でご確認をお願いします。

こんにちはhiroimonoです。
わが家(夫婦、子ども1人)は7月に海外(オランダ)移住に向けて日々奮闘中です。

そこで直面しているのが、海外渡航前に日本にいる間にやっておくべき手続きが複雑で多岐にわたり、かなりの労力を”調べる”ことに費やしたということ。

海外移住はまだまだ少数で、ネットをサーチしたり、移住者の方の有料noteを購入したりしましたが、”渡航前の手続きをまとめたものがなかった”からです。

よって正しい情報源にたどり着くまでに、公式サイトのQ&Aを比較したり、直接役所や大使館に電話で問い合わせして精査しました。特に住民票を抜くべきかどうかは、iDecoや年金継続するかどうかも同時に判断することになるため慎重に調べました。例えば年金制度はどちらのに加入するのがよいのか。

これらの手続きは、証券会社側も年金ネットにも十分なQ&Aはなく電話で問い合わせです。そして年金事務所や証券会社などは電話で問い合わせても40分以上待ち。やっと繋がっても要領を得なかったり。問い合わせしながらコスト計算などしていたらあっという間に2か月(実質50時間以上)過ぎてしまいました。

また僕は渡航費用も極力節約して移住をしたかったので、色々な手段を比較しましたが。結果としては引っ越し含め移住費用を100万円ほど見ていたのですが、50万円(ビザ食費除く)で済みました。

*渡航後の費用を振り返り↓


今回は14,000字になったため有料設定していますが、この記事に書いた通りnoteの売り上げ金はKivaという支援団体への支援に回させていただきます。

-調べる時間を節約したい方、
-移住コストを抑えたい方、
-いつか移住される方で実際の作業が知りたい方、
-住民票・年金手続きをどうすべきか迷っている方、

などに悩まれている方には、有用かと思います。
(ご自身で調べれば分かりますし何よりも理解が深まります。
お時間のない方だけご覧いただければと思います)


また”最もお得に外貨送金手続きをする方法”というnoteも後半に収録しています。(*同じ内容ですので別noteで購入された方はご注意ください)
目次で一覧にしていますのでその項目を参考ください。
それぞれのトピックごとの構成としては、以下の順でまとめています。

1.手続き内容
2.概要(メリット、デメリット、手続きタイミング、実際の費用)
3.参考になるサイトリンク(https://~公式非公式問わず)
4.取り掛かる目安時期(渡航の1.5か月前~など)

また、やるべき項目A4横Excelチェックリストを作成しました。
チャート式にしていますので打ち出してご使用ください。

渡航前チェックシート


それでは海外移住の成功にむけて、一歩ずつ準備していきましょう!



◆住民票は抜くべきか、いつか?


結論としては、維持する金銭的メリットはないので特別な理由がなければ抜いてOKです。

抜くならいつ抜くか。

住民税と健康保険料の観点では、出国が調整できるならその年の年末に抜くのがよいです。(理由は後述)
一方で、日本に維持するビジネスやideco積み立て等運用資産がある方は、抜くべきかどうか判断が分かれます。(2022年5月から海外でもideco加入継続できるようになりました)



□ 住民税で判断


住民税とは前年の収入に対して後払いするもの(6月~5月までが1単位)。年の途中で国外転出しても支払う税額が変わることはありません

-6月1週目あたりに住民税通知書が届くので、それ以降に出国する場合は出 国前に残りの分(翌年5月分まで)を一括で支払い出国。
‐6月の納税通知書が届く前に出国する場合は、納税管理人をたてて出国後に残り分(翌年5月分まで)を支払ってもらう。
‐株の配当だけの収入であれば確定申告は不要(15.315%は源泉徴収済の為)

‐前年にふるさと納税などなされている方は、6月の住民税通知書に寄付控除がしっかりと反映されているか確認して余計な税金を払わないようにご注意ください。

よって、ご自身が今年の収入が多く年末に出国が可能であれば、12月31日までに住民票をぬいて出国することで、前年発生した所得に対する住民税支払い(6月以降支払う分)が不要(支払いたくても支払えない)になります。

著者まとめ

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noteの売り上げはKivaという支援団体への支援に使わせていただいております。(支援情報は定期的に記事更新してお知らせしています)