[ 環境改善に必要な力とは？ ]

私達が生きている社会はこれまで、風土や慣習的な要素だけでなくシステムやルールなどさまざまな工夫を凝らし社会と人間関係を構築してきました。

しかし、ニュースなどで報道される社会問題を見ていると

「今までの常識では、社会との関係や関連を円滑に維持していくことに、すでに限界がきているのではないか?」

と問いかけているようにさえ感じられます。

では、

社会を明るく豊かにするために必要なものは何でしょうか。

それはコミュニケーションです。

一人ひとりのコミュニケーションのレベルを上げることがこれからの社会にとって重要なことの一つだと考えます。

そこでコミュニケーションについて新しい提案したいと思います。

それは、

「コミュニケーションとは環境の一部であり、コミュニケーションの悪化は環境問題である」

ということです。

コミュニケーション環境の悪化や崩壊こそが今日の社会問題の多くを引き起こしているのではないかと思えます。

家庭内のコミュニケーション環境が悪化すると夫婦は不仲にとどまらず、DVや幼児虐待を引き起こします。

さらに、

学校内のコミュニケーション環境が悪化するとイジメや不登校を引き起こしその結果、可能性あふれる子ども達の未来を曇らせるだけでなく悲しい事件を引き起こす要因になっています。

また、

職場内でのコミュニケーション環境が悪化するとうつ病や精神障害などの原因にも繋がります。

まさに

川や海が汚れていくように
空や大地が汚染されていくように
社会におけるコミュニケーションの悪化は深刻な環境問題です。

人生の喜びや豊かさだけでなく、人の尊い命さえ奪うこともあるコミュニケーション環境の改善こそが今私達が最も意識し力を注ぐべき問題なのではないでしょうか。