ラムちゃん月命日　ももちゃんと過ごした日

ラムちゃん75回目の月命日です。

今回の記事は、3年前の9月の記事の再投稿です。以前ブログにも書いたことのある話で、追記したものをさらに修正しています。

9月のラムちゃんの思い出のなかには
「ももちゃん」という名前のうさぎさんと過ごした時間があります。
2014年9月、ラムちゃんがもうすぐ10歳というときでした。

「うちの庭にうさぎがいるけど、ramさんちのうさぎさんじゃないですか？」
ご近所の方が庭でうさぎを見つけ、以前避難訓練に一緒に参加した事があったラムちゃんを思い出して我が家に声をかけてくれました。

ラムちゃん脱走出来るほど若くないよなぁとか思いながらも、一応ラムちゃんの姿を確認してからご近所さんに伺いました。うさぎさんは、車の下で草を食べていました。
見た目の特徴から野うさぎではないことは明らかだったので、ご近所の方たちと一緒にうさぎさんを保護することに。

このとき保護の知識が全くなかったため、近づくと走り出すうさぎさんをキャリーに入れるまでが本当に大変でした。
走り疲れたうさぎさんが休んだ時になんとか追いつきましたが、道に飛び出してしまったり、狭いところに入ってしまったり。危険なことがたくさんありました。
後になって、毛布や布で視界を遮ると、うさぎさんが走り出すのを防ぐことができると知りました。それ以来、毛布をすぐ出せるところに常備しています。

保護したうさぎさんは、とりあえず我が家で預かりました。ラムちゃんの非常時用キャリーにワラ座布団を敷いて入ってもらい、生野菜を入れたら食べてくれたのでホッとしました。

右下のほうにお耳だけ写っている、ラムちゃんと似た色の、ラムちゃんよりすこし大きめの女の子でした。
最初は玄関にいてもらいましたが、身体も綺麗で落ち着いてるようだったので、この距離でちょっと休んでもらいました。

先住の子がいる場合、屋外などで保護した子はノミやダニ、寄生虫、感染症などの心配があるので基本隔離です。この時はざっと身体のチェックをして簡単にグルーミングもしましたが、後に色々な事例を見て、もっと慎重に対応したほうがよかったと思いました。　　　

私自身もすこし落ちついたところで、まずは警察と市役所と、近所の小学校に連絡してみました。
迷いうさぎさんの届け出はなく、小学校ではいまはうさぎさんは飼ってないとのこと。
でも、うさぎさんが逃げてしまったという話がないか、児童の皆さんにも聞いてくださりました。

それからうさぎさんの写真を撮り、Twitterで拡散希望し、情報を自治会の回覧で回してもらえるようお願いしました。

我が家地域は昼間留守になる家が多いので、回覧だと時間がかかってしまいます。在宅してるお宅だけでも先にお話を聞いてみようと、近所を回ってみることにしました。
やっぱりお留守の家が多いなか、数件目で
「お隣のうさぎと似てる」との情報が！
そのお隣の家には、玄関前に空っぽのケージが置いてありました。
チャイムを押すとご主人がいらっしゃり、前日夕方のケージ掃除の時にうさぎさんが脱走してしまって、散々近所を探し歩いたけど見つからずもう諦めようと思っていたとのことでした。

うさぎさんの名前はももちゃん。
娘さんがお嫁にいくとき、お母様が寂しくないようにとプレゼントしてくれたうさぎさん。
その娘さんが実家に帰ってくる前日にももちゃんが脱走してしまって、なんと説明しようかと困り果てていたところだったそうです。
ももちゃん、一晩お外であちこち走り回ったようで、その後あちこちで目撃情報がありました。
無事でいてくれて本当によかった😌

ほんの数時間の間でしたけど、ももちゃんは我が家で食べて飲んで寛ぐ姿を見せてくれて。
ちょっとだけ、このままうちにいてくれないかなと思ったりしました。

この時ももちゃんの飼い主さんはご近所さんで、以前からの知り合いだったこともあって、ももちゃんをすぐにお家に返してあげることができました。
でも最近の色々な事情を考えると、まずは警察に相談、そしてネット等で情報の拡散をする場合は慎重に、飼い主さんしか答えがわからないような質問を用意しておいたほうがよいようです。

あれから10年経ちました。

ももちゃんのおうちの前を通る度に
ラムちゃんがももちゃんと過ごした時間を
思い出しています(๑¯◡¯๑)