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拝啓、チェイサーゲームW 様

こんなにも感情を揺さぶられるドラマに出会えたこと…私は今、感慨無量です。あぁ…本当に終わってしまったんですね。この感情にもう少しだけ…浸っていたいな。

最終回、最後の最後まで…視聴者側に「考えさせる」スタンスを貫きましたね。もっと明確にわかりやすい着地点を描くことだって出来たはずなのに。2人の想い出のカフェで働く樹のもとに現れた冬雨の指からはそっと外された結婚指輪と、胸にはお揃いのネックレス。あぁ…樹のもとへ冬雨が帰って来たんだね!と…悟らずにはいられませんでした。もっと幸せそうな2人の描写が見たい!そんな気持ちも正直ありましたが…カフェで再会したその後の幸せそうな2人は視聴者側の「想像」に委ねられたのだと… まぁ、なんといじらしいじゃないか!チェイサーゲームW!そんなところも… いや!!!そんなところに私は心震わされていたんですね、きっと。

全8話を通じて…いろんな感情がぐちゃぐちゃになって、この気持ちを上手く文章に出来るかもわからないまま、またnoteを書き始めてしまったわけですが、なんだか今のこの感情を何かに残しておきたくて。

いろんなことを思ったし…
いろんな感情を抱いたし…
すごく感動もしたし…
すごく心が苦しくもなったし…
樹の人間性に惹かれたし惚れたし…
冬雨のいろんな表情に幾度となく落ちたし…
それでも疑問に思ったこともあったし…

こんなにたくさんのことを自分自身で考えたり、感じ取ったり、理解しようとしたドラマ…私自身はじめての感覚で、だからこそ尚更に皆さんの感想や考察を読むのも毎話すごく楽しみで。共感したり、感じ方や受け取り方の違いに「なるほど」と頷いたり。最後には、もはやその感覚が「心地良い」とさえ思っている自分がいたり…笑

いろんな感じ方があって良し、いろんな捉え方や受け取り方があって良い、感じ方に正解も間違いもないからこそ…たくさんの方々がこんなにもチェイサーゲームWに夢中になれたのだと感じました。

だから…ここからは、あくまでも私個人が感じたことや考えたことを書きたいなと思っていて「こんな人もいるのね」くらいの感じに受け流していただけると幸いです。


■「チェイサーゲームW」というドラマに出会って

私はこのドラマの「人間臭い部分」がとても好きです。オリジナル脚本だし、もっと…こう、、物語をシンプルにしたり、樹と冬雨の「THE HAPPY END」的ストーリーにも出来たはずだけど… でも、そうではなくて。(シンプルにハッピーストーリーも大好きなんですが)それが時にモヤモヤもするけど、樹や冬雨の葛藤や後悔、理性と本能の狭間で揺れ動く感情に、私も自分の感情を揺さぶられました。約30分の全8話の中に、まぁ〜すごい量の事情や問題をこれでもかぁ!と詰め込む詰め込む… え?無理じゃない!?ほんとに大丈夫そ?って、笑。最終話を終え…回収された伏線もあれば、結局…描かれないまま終わってしまったこともあったり。だからこそ最終話が終わっても…しばらくチェイサーゲームWの沼からは抜け出せそうにありません。きっとまた1話から見返したら、新たな感情や気付きがありそうで…ちょっと震えますね…笑


■春本 樹さんの人間性に惹かれて

樹の一貫して初めからの優先順位は常に冬雨であって。その芯にある揺るがない優先順位が樹の人生と人間性を物語っている様に思えて。たとえその選択が自分自信を犠牲にすることになっても…冬雨を常に優先した選択をする樹が、健気でまっすぐで不器用だからこそ…とても切なくて。冬雨と再会するまでには、きっと幾度となく別れを選択した事を後悔した日々もあっただろうな。でも、春本樹は「どこかで冬雨が幸せに暮らしています様に…」と、そっと心の中で祈る様な人だから、そんな太平洋よりもでっかい愛で冬雨を包み込む様な人だからこそ…樹の幸せを願わずにはいられないよ。樹の幸せはやっぱり最愛の人である冬雨と結ばれる事だから、最後の最後で樹の本当に嬉しそうな顔が見れて、私自身もなんだか救われた気がしました。


■林 冬雨さんの人間臭い愛らしさ

冬雨にとって樹との出会いは、冬雨の生涯において最大の出会いを果たしたんじゃないかと思う。大学時代、冬雨の想いは膨らみ続けて樹なしでは生きていけないほどの大きさになった時、最愛の人である樹に裏切られて。生きていくことさえどうでもよくなってしまうくらい傷付いて、そんな気持ちのまま中国に帰って。そんな時に浩宇と出会い、冬雨が抱えてしまった絶望感や寂しさ虚しさが少なからず救われて。その気持ちが「恋」や「愛」であったのかどうか…それは冬雨自身でもはっきりとわからないんじゃないかと私は思うけど、少なからず…樹と別れてから再会するまでの時間の中で、傷付いた冬雨のぼろぼろの心が少しでも救われていたのなら私は良かったなと思いました。それは同時に樹が望む「どこかで冬雨が幸せに暮らしています様に…」という思いにも繋がっていると思うから。だからこそ、そんな2人を「見てる側」のこっちは苦しいよ。苦しいのよ…。樹と別れてからの冬雨がした選択を「理性的な部分」だとすれば、樹と再会してからの冬雨は「本能的な部分」で動いている様な感じがして「理性」と「本能」の狭間で揺れ動く冬雨の心情はとても人間臭くて、私はそんな冬雨が愛らしく思えて大好きです。


■樹と冬雨について

いろんな人生があり、そこには様々な思いがあって。誰1人として全く同じ人生なんてないからこそ、このドラマを通して樹と冬雨の人生の一部を垣間見ている様な感覚がして。樹と冬雨の掛け違えてきたボタンの代償はあまりにも大きく、それでも魂レベルで惹かれ合う2人のお互いを愛する想いの大きさが本当に痛いほど切なくて。大学時代に樹がした選択の結果、冬雨は結婚して家庭を築き…冬雨がした選択の結果、樹と冬雨は日本で再会し、裏切られた過去の「別れ」が…樹が冬雨を想っての選択だったと知ってしまうわけですが。あぁ…運命とはなんて残酷なんでしょうね。あの時「別れ」の選択をしなければ…あのまま中国で暮らしていたら…2人の人生は全く違うものになっていたのかもしれません。ある意味で「1番残酷なかたち」なんじゃないかとも思いました。樹も冬雨も出会ってからずっと本能的な部分がお互いを求めずにはいられないほど惹かれあっていることは変わらないのに、それでも「2人が結ばれる選択」への道のりがあまりにも険しすぎて…。2人が周りの環境や状況を省みずに「自分達だけが幸せになる選択」をする様な人だったら…。私はこんなにも2人を愛おしく思うことはなかったのかもしれない。樹と冬雨の魂レベルで惹かれ合い愛し合う想いが様々な選択の末にようやく結ばれたのだと思うと、2人の幸せを祈らずにはいられなかった。一度目の別れは樹から。二度目の別れは冬雨から。それでも2人の人生は交わり冬雨は樹のもとへ戻って来た。もうこれだけで…私は十分です。ありがとうございました。どうかこの先の2人の人生が幸せな人生であります様に。そしてまたいつか必ず…樹と冬雨に会えます様に。


■セクシャリティについて

正直、書こうかどうか迷いましたが…チェイサーゲームWを最終話まで見て、皆さんの様々な意見や感想を読んでいるうちに、私自身の考えも少し書いてみようかなと思いました。というのも私は「誰かが誰かを愛すること」に性別を意識していないからです。様々な意見や考え方があって当たり前だし、多種多様な人間で世界は構成されているわけだから理解出来ることもあれば共感出来ないこともあるかもしれません。ドラマの中でもセクシャリティについての発言や行動に賛否両論あることも当然なことなのかもしれません。ただ…私自身、思うのは…様々な考え方や感じ方を否定や肯定するのではなく「いろんな人がいるんだ」「いろんな考え方があるんだ」と共存していく事に意味がある様な気がしています。そういう意味でこのドラマは挑戦的なドラマだったと感じていて。特に後半の7話から最終話にかけては、セクシャリティを強めに感じる描写もありました。これは、私個人が感じたことですが樹や冬雨達を通じて「いろんな人生やセクシャリティへの考え方がある」ことを視聴者側に伝えたかったのかなと思いました。きっと今は理解出来ないことでも、数年後に共感出来ることもあるかもしれないし、自分のセクシャリティが変化することだってあるかもしれませんし、もちろん無いかもしれない。私自身「自分のセクシャリティはこうです」と断言は出来ないと思っているから。いろんな人生があって、いろんな考え方があって当たり前のマインドで生きてきた私なりに感じた一個人としての意見なので、どうか右から左に受け流してくださいね。


はぁ…全然書き終わらない😂

チェイサーゲームWの最終話が終わってからnoteを書き始めましたが、珍しく真面目に書いてしまっていて…笑

なかなか上手い文章が書けず、ここまで辿り着くのに2日かかってしまいました…

神よ…私にもっと語彙力をお与えください😭

本当は…まだまだ書きたいことがたくさんあって…

⚫︎最後まで憎めなかった呂麻美部長について
⚫︎素晴らしきDD社チームメンバーについて
⚫︎青山君について
⚫︎伏線回収委員会発足について
⚫︎カフェで再会したあとの樹と冬雨について
⚫︎菅井様と中村様について
⚫︎樹の爆イケボイスについて
⚫︎冬雨の激甘ボイスについて
⚫︎樹の匂いフェチについて
⚫︎冬雨の手フェチについて
⚫︎頭より体が早く動く樹さんについて
⚫︎あざと可愛い冬雨さんについて
⚫︎天女世界のゲーム化について
⚫︎チャン•シューリン先生について

φ(.. )メモシテオコウ

などなど…

チェイサーゲームWは終わってしまいましたが…
まだまだ沼が深そうで嬉しいです!!!笑

ひとまず、ここで一旦は「Close」して
また「Continue」したいと思います🫨

もし、ここまで読んでいただき…
私の拙い文章で嫌な思いをした方がいたら
それは本当にごめんなさい。

そして最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました。

愛すべきチェイサーゲームWに…
樹と冬雨に心奪われた一視聴者の戯言だと思って
受け流して頂けたら幸いです。

はぁ…本当に終わっちゃったの?

チェイサーゲームW…

寂しいよ、、、

現実は辛いぜ…

ねぇ、チャン•シューリン先生!笑

END











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