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日本人英語7つの大罪-7.遅

英会話学校に通ったことはありますか?通わないまでもネイティブの先生に英語を習ったことはありますか?レッスンの終わった後に、ネイティブの先生同士が話すところを聞いたことがあるでしょうか?レッスン中とはスピードがぜんぜん違うでしょう?何を言ってるか聞き取れましたか?もし、ネイティブ同士の会話を聞き取れるとしたら、あなたのリスニングの能力は相当高いと自信を持って良いでしょう。

英会話学校も客商売ですので、お客様に良い気分になって貰う必要があります。通っているうちに上達を実感してもらいたいのです。通っているうちにだんだん英語が話せるようになり、ネイティブの先生とも結構英語で話ができるようになったら、もう海外に行っても英語で話せると自信がつくでしょう。

たいていの人は海外に行って現地のネイティブと英語で話そうとすると驚くことでしょう。ネイティブの先生に通じてた自分の英語がぜんぜん通じないことと、あまりの会話の速さにぜんぜん聞き取れないことに。日本の学校などで習う英語はほとんどの場合、話すスピードが遅すぎるのです。自動車教習所の所内でだけ自動車の練習をして、路上講習を受けていないようなものです。

観光旅行だけなら大丈夫かもしれません。国際空港の職員は非ネイティブと話すのにも慣れていますし、お土産物屋ではあなたに商品を買ってもらうために一生懸命努力してくれます。ホテルのフロントの職員も慣れてる人が多いから、きっとトラブルさえなければ大丈夫です。

7つの大罪 その7 遅: 話すのが遅い

それでは、どのくらいスピードが違うのか説明しましょう。

Increase Your Speed もっと速く話そう


唇と舌を動かしてNatural Speedで話しましょう。

ネイティブスピーカーが日本で日本人に話す時は、1分間に約90語の速度で話します。この速度なら英語は理解しやすいし、日本人にも耳慣れた速度です。しかし実際アメリカ人同士の英語は、通常1分間に約190語、つまり2倍の速さで話します。わたしはこれを”Natural Speed”と呼んでいます。この速度で話すためには、言葉と言葉をBlendしなければ不可能です(3番目の大罪「切: 切れ切れになった音」)。日本で話される英語と比べ、Natural Speedの英語はほとんど別の言語だと思える程違って聞こえます。アメリカの実社会でコミュニケーションを取るためには、Natural Speedで英語を学習しなければなりません。日本にいるとこのスピードの英語に触れるチャンスは少ないかもしれませんが、遅い速度で習った英語は、アメリカでは全く役に立ちません。

速度をあげて話すには言葉をBlendするだけでなく、話し方にもコツがあります。口を大きく開けすぎてはいけません。話す時に口を1センチ以上開けていたら、Natural Speedには間に合いません。実際、口を1センチ以上開ける必要があるのは、ほんのいくつかの音の時だけです。たとえば、“O”と“Y”がそれです。

ドリル

前歯の上下をつけたまま、アルファベットを言ってくださいこの練習の目的は唇と舌だけで正しく発音することです。
そうすることで、口の筋肉が鍛えられ、歯や口を大きく開けなくても、自然に話せるようになります。スピードをあげて話す為にとても効果的な練習です。更に歯を閉じたまま発音してみてください。歯を閉じた状態でも、開いたときと同じ音が出るようになれば、舌と唇が正しく動いていることになります。ただし、”th”は歯を閉じたまま発音することはできません。

生徒の声(聞き取りしたものを再構成)

ファーストフードの店で、早口過ぎて何言ってるかわからなかったけど、適当にメニューを指差して済ませたことがある。今は大丈夫になったけど。

宅配ピザ注文したときが大変だった。電話越しだとジェスチャー使えないし、音質も悪いし。周りから、昼食届かなかったらお前のせいだぞってプレッシャーかけられてたし。ホテルの予約なんかだと、割とゆっくり話してくれるのに。

Scott先生から一言

英語を本当に使うためには、ネイティブのスピードについていく必要があります。そして、あなたもそのスピードで話せるようになった方がいいでしょう。そうして、英語の学習から卒業して一人前の英語話者になることができます。あなたも早く本物の英語の世界に来てください。お待ちしています。

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