世界の状況

以下は医学博士 外岡立人氏のFacebookからご本人の許可を得ての転載です。

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  台風の大きな目はイタリア北部から欧州中央に広がっている。

  イタリアは全土封鎖に踏み切って2週間は経過しているが、北部を中心とした感染者発生は未だ続き、総死者数も中国を越えている。
  世界の総死者数の37%をイタリアが占めている。
  イランは医療資源が枯渇し、医療スタッフも完全に疲労困憊の状況。大統領は米国による経済制裁を解くように懇願。コロナと経済的圧迫で、国民の生活は酷い状態であると訴えている。

 イタリア、スペイン、オーストリア、ドイツ、フランス他、欧州の全ての国は、コロナ感染が拡大し、EU域での出入国は制限されているが、また各国も国境での出入国を制限、さらには自宅から出ることを禁止し始めている国も出てきている。

 アフリカや中南米での感染者も出始めており、この新型コロナウイルスの拡大速度は速いと思われる。
 ウイルスが活動を始めた11月中旬から、4ヶ月で、一気にアイスランドからアフリカ全土、中南米へと拡大した。

 対比される100年前のスペインインフルに比べると圧倒的に世界への拡大速度が速いのは、交通網の発達によるのだろう。
 船で人々が海外を動き回っていた時代と現在の航空機による速度は比較にならないくらい速いし、移動する人々も数も数万倍はあるのではないだろうか。

 過去のパンデミックは色々な意味で参考にならない。

 もしかすると、もしかするとであるが、今回のパンデミックは、かってのパンデミックのような時代外れしたように、ダラダラと続かないで、あっという間に収束するのではないだろうか?
 要するにウイルスは既に地球の果てまで拡大しているのだ。ジェット機で。
 流行するかどうかは、そこにウイルスが目指す人間集団がどれだけいるかである。
確かにウイルスの感染は細々と続くかも知れないが、社会が恐れるような流行は、予想外に早く収まるような予感を覚えるが。

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