世界の流行状況は?と考え南半球の情報も加えた。
以下は医学博士 外岡立人氏のFacebookからご本人の許可を得ての転載です。
何と愚かであったことかと悔やむ。
新型コロナには全く季節性が未だないようだ。
これから冬を迎える南では、コロナの勢いはどうかと考えていたが、勢いは北半球と同じだ。
本日報告されている世界各国の新型コロナ感染者数
世界トータル 感染者数 2,056,055人 死者数 134,178人 死亡率/1万人 0.176人 4/16/2020
本日から南半球も追うこととした。
オーストラリアは流行前から、北半球の状況を見て早い段階から対策を講じていた。
3月上旬から流行が始まり、4月上旬には流行は収束期に入っている、一ヶ月ほどの波であった。
南米はブラジルとペルーが既に死者数を増やしている。
流行開始時期は3月中旬、そして4月上旬にピークを 向かえたかのようにに見える。
一方、ペルーは欧州各国と類似していて、3月上旬頃からの流行のようだ。
このようにしてみると、少なくとも南米に関する限り、季節はCOVID-19の流行には影響してないようだ。
北半球では、米国が第一波を収束を視野に入れたようだ。第一波の山は間もなく下降に入る。
もう少しの頑張りに思える。
イタリアは再一波の山の下山路を下っている感であるが、長い下山路だ。また1日2千台の感染者数と数百人の死者が出ている。
スペインも状況はイタリアと似ている。長い下山路の真ん中位にいるが、毎日感染者数は3000人前後、死者数は数百人出ている。
ドイツの状況は決して良くはない。毎日、2,3千人の感染者が未だ出ている。死者数も日々300人を越える。
フランスも良くない。致死率はイタリアと競い合っている。12.8%。
英国は、未だ先が見えない。スコットランドの天気のごとく。日に5000人近くの感染者、そして数百人の死者が出ている。
葬儀は行われていないだろうが、埋葬が大変だろう。かって新型インフル対策が考えられていた際、10万遺体分の遺体袋が国では用意したはずだ。
オランダとベルギーは感染者も死者も、その数が増えている。
スウエーデンは、感染者数が4月に入ってから増加しているが、死者数もそれなりに増えている。本日1200人、
日本のデータは、人口500万人のノルウエー並である。決して医療崩壊の不安を抱えている国ではないだろう。
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