スコップのおしゃべり日記 〜えんとつ町のプペル大阪〜 演出家からスコップのヒントをもらいました【day2】
みなさん、おはようございまーす。
スコップのおしゃべり日記2日目です!
今日はですね、昨日稽古初日で読み合わせというのをやったんだけども、演出の伊久磨くんの方から、高橋伊久磨さんの方からね、すごくヒントになるようなことを言ってもらって、それによって僕も役作りを深く、またさらに深くしていけそうだなと思ったんで、それを今日は共有したいなと思っております。
当たり前と言えば当たり前なんだけれども、うわ!なんでここ抜けてたかなというところですね。
それが何かっていうと、スコップがものすごい勢いで捲し立てるじゃないですか。ほんと口から生まれてきたんじゃないかっていうくらい、とにかくおしゃべりなんですよね。
で、なんでお喋りなのかっていうところなんですよね。
で、そこに、昨日の読み合わせで、僕はとにかくセリフっていうのを味わいながら丁寧に昨日はやっていたんですけれども、それはそれでよかったと思う。
で、同時に、スコップがやっぱり、バーーーってしゃべる、そこにどういった意味合いというか理由づけというか、なんでそうなったかっていうところですよね、要はね。
なんでスコップはあんなしゃべるのか。
そこはスコップはしゃべるキャラだからしゃべるんじゃないんですよね。なんでスコップがあんなにしゃべるのかっていうところを、俳優としてやっぱり探っていきたいなっていうふうに思っています。
で、僕もちょっと考えてみたんですけども、普通に考えると、地中の中に潜っていて、鉱山泥棒をやってるわけですよね、爆破の、無煙火薬で爆発して、鉱山泥棒をしているんです。
だから、でも大体おそらく1人で行動してるのかなって思うんですけれども、なんかその、地中に潜ってるモグラのように生活している、生活ではないのかもしれないけれども、そこでいろいろやっていると、なんか一見性格暗くなりそうじゃないですか。
陰キャっていうんですか、陰キャラ?ちょっと言葉が使い方合ってんのかわかんないけども、明るいというよりはどっちかっていうと暗いイメージがあるんですけれども、でもスコップって、ものすごい明るいじゃないですか。そこが、なんでなのかなと。
とにかく要は、スコップの生活スタイルからすると、おしゃべりの真逆に行ってしまいそうな感じがするんですけど、そこにやっぱり何かあるなと思った時に、あぁ、なんかすごいやっぱり抜けてたなと思いました。
やっぱりスコップってただの鉱山泥棒じゃないし、トンネルのクリエイターっていうか、トンネル掘ってやってるだけではなくて、やっぱりロマンっていうのがあるのかなと。
で、その地中の中でいろいろ鉱山泥棒とかやりながらも、いろいろ発見していくわけですよね。これかなりネタバレになってしまうんですけれども、まあでもネタバレって言ってももうYouTubeで全編公開してますから、問題ないかなとは思うんですけれども。
スコップが見ている世界って、要はまだ目には見えていない希望とか夢だったりそういったものに対するものすごい熱い想いがやっぱりあるのかなと。
だからこそ、あんな一人で鉱山泥棒やっててもしゃべりたい情熱が溢れてきちゃう。
なんかそういうふうに
役作りができたらいいかなって思ってます。
だから、ただの生まれつきおしゃべりな人とかそういうわけではなく、スコップはスコップなりの悩みだったり、憤りだったりっていうのはきっとあると思うんですよ。
東京キネマ倶楽部っていうところで、すごくね、いっつもお酒飲んでるじゃないですか。いつも酒飲んで、酒飲んではついついしゃべりすぎて、大事なことを漏らしちゃったりとかしてるわけなんですけど。
でもやっぱりお酒を飲むのが好きっていうのもきっとあると思うし、その場が楽しいっていうのもきっとあるとは思うんですけど、でも同時に、なんだろなー、やっぱり抑圧された世界、えんとつ町という抑圧された世界の中で、生きていく上で、酒飲まないとやってらんないっていう部分もあるのかなと。
同時に、酒を飲みつつ自分を誤魔化しつつ、でも、自分はまだ諦めてないぞと。諦めてないぞと。死ぬ前に絶対に真実を掴んでやるんだっていう熱い情熱も持っている。で、そんなキャラだからよくしゃべるのかなっていうふうに、今はちょっと考えています。
また稽古がね、進んでいく中で変わっていくことがあるかもしれませんけど。
そしてルビッチっていう少年。ブルーノの息子のルビッチという人と出会って、なんていうかな、熱い想い、さらにもっと熱い想いっていうものを受け取って、やっぱスコップはそこである意味救われるのかなーって。
一見ね、スコップっていうキャラクターがルビッチを導いていく、プペル・ルビッチを導いていくっていうような役にも見えるんですけれども、実際爆弾を渡したりとかして、きっとあるんじゃないかなんて言ったりしてね。導いていくように見えて、実はやっぱりスコップもルビッチによって救われるんじゃないかなって。
だから僕はこの大阪公演で、ルビッチによって救われる部分っていうのをすごく大事に演じていきたいなって今は思っています。
だから同時にスコップの闇の部分もやっぱり大事に、そこがなんこちょっと垣間見えたら面白いなって思ってますね。
で、ブルーノがいなくなってしまって、どっかでもう自分1人で諦めそうになりつつ、でも諦めないぞって、なんか苦しいところでずっと戦ってたのかなって。真実を暴くまで。
だからブルーノっていう存在はすごくやっぱりスコップにとっては大きかったのかなって思いますね。
で、そんなブルーノがいなくなって、ちょっと心も折れかけていた、お酒にも浸ってしまっていた、ところに、ルビッチという息子が、ブルーノの息子が現れて、相当嬉しかったんじゃないかなと思いますね。
これでもう一回、夢を見るぞと。
諦めないぞと。
ルビッチにある意味自分の夢を託す部分もあるかもしれません。
そんな感じで、伊久磨くんからのアドバイスによって、また役が少し好きになるというか、愛せているなって思っております。
これなんて読むんだろ
徒然草さん、おはようございます。
こんな感じでね、ちょこちょこと作品を深めていく過程をなんかこう共有できたらいいなと思っております。
さ、それでは、今日は音楽稽古かな。
歌の稽古。
今日は歌中心の稽古になると思います。
さ、それではいってきます!みなさんも良き1日をお過ごしくださいー!スコップでした!
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演について
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阿部よしつぐについて
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【阿部よしつぐオフィシャルサイト】
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【プロフィール】
阿部よしつぐ
1979(昭和54)年生まれ。 神奈川県在住。
俳優、作・演出家、セミナー講師、
日本音楽高等学校舞台芸術コース非常勤講師
→Instagram @yoshitsuguabe https://www.instagram.com/yoshitsuguabe/ 〈主な出演作〉
2003年 ミュージカル「テニスの王子様」河村隆役
2011年 帝国劇場100周年記念公演 Les Misérables アンジョルラス役
2014年 劇団四季入団 ノートルダムの鐘 クロパン役/アナと雪の女王 オーケン役 etc…
2021年12月 劇団四季退団
〈主な演出作品〉
2012年 音楽劇 ウレシパモシリ
2013年 音楽劇 這い上がり etc... 〈その他の活動〉
講師:日本音楽高等学校 舞台芸術コース非常勤講師 有明教育芸術短期大学 ミュージカルコース非常勤講師 大手メーカー様(管理職向け研修)、大手IT企業様(新入社員研修)他
【阿部よしつぐオフィシャルサロン『irankarapte』】
どんなに辛くても仲間がいてくれたこと。
お客様が劇場に足を運んでくれたこと—— あなたと私のこころが出逢うその一瞬を一生にしたい。
そんな祈りにも似た気持ちから、
阿部よしつぐサロン『irankarapte』を立ち上げ活動しています。 https://community.camp-fire.jp/projects/view/208380
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