ヨーロッパ文化教養講座（2024年8月8日 川井郁子＆幸田浩子 -LUNAの響き-）

2024/08/11
真夏の夜に、ベテランの川井郁子さん、幸田浩子さんの演奏を初めて生で聴いた。

日時：2024年8月8日（木） 開場：18時半　開演：19時
会場：東京芸術劇場コンサートホール
出演：
川井郁子：ヴァイオリン
幸田浩子：ソプラノ
藤満健：ピアノ
横浜少年少女合唱団

プログラム：
第１部　（文学と音楽）
谷崎潤一郎「細雪」関連作品
1)　ヘンデル：ラルゴ（オンブラ・マイ・フ）（川井＆幸田）
2）シューベルト：野ばら（川井＆幸田）
シェークスピア「ロミオとジュリエット」関連作品
3）グノー：オペラ「ロミオとジュリエット」より　”私は夢に生きたい”（幸田）
野坂昭如「水垂るの墓」関連作品
4）間宮芳生（山下康介編曲）：ヴァイオリンとピアノのための「水垂るの墓」（川井）
5）H.ビショップ：埴生の宿　Home,Sweet Home （川井＆幸田＆横浜少年少女合唱団）

6）唱歌「ふるさと」（作詞：高野辰之、作曲：岡野貞一）（川井＆幸田＆横浜少年少女合唱団）

第2部
7）モンティ：チャルダッシュ（川井）
8）M.モノー：愛の賛歌（川井）
9）ガーシュイン：オペラ「ポーギーとベス」より　”サマータイム”（幸田）
10）ピアソラ：リベルタンゴ（川井）
11）ヴァイオリン名曲メドレー（川井）
・パガニーニ：カプリース24番　・メンコン　・チゴイネルワイゼン
12）プッチーニ：オペラ「ジャンニ・スキッキ」より
”私の愛しいお父さん”（幸田）
13）ヴェルディ：オペラ「椿姫」より
”ああ、そは彼の人か～花から花へ～”（幸田）
14）ロルフ・ラブランド：YOU RAISE ME UP （川井＆幸田）

アンコール：
15）「ふるさと」（川井＆幸田＆横浜少年少女合唱団　＋観客）

コメントと感想：
・さすがに1999席の大ホールは大きすぎたのか、観客は半分もいなかったと思う。また、横浜少年少女合唱団の関係者がかなり多かった。
・幸田浩子さんの声量のコントロール、音程の安定度、共にプロの技。
特に、１番好きなアリアの１つ、”ああ、そは彼の人か～花から花へ～”は、感動した。
声は、明るい軽め。専門用語では何というのだろう。
・川井郁子さんは、以前は良くテレビで観ていたが、最近はあまりお目に掛かっていない。ピアソラのリベルタンゴは、演奏しながら踊ってらして、ラテン音楽がお好きなのだろうと思った。
・ピアノの藤満健さんもいい音で伴奏を付けていた。幸田浩子さんのときは、音量も丁度良いが、川井郁子さんのヴァイオリンのときは、音量がちょっと大きすぎたところがあったと思う。
・横浜少年少女合唱団は半端なく上手い。会場には、おばあちゃん、おじいちゃんと思われる観客が大勢いた。